受験前なので、職業柄受験のことが気になってしまいます・・・
そんなことで、また受験の話になります。
YouTubeで見たのですが、いまでしょ!の林修先生が、受験一か月前の過ごし方、というアドバイスをしていました。
始めに断っておきますが、私は林先生のことは個人的に大好きですし、予備校講師としての実力は尊敬しきれません。
私のような考え方もある、という視点で見てくださいね。
パターン別「受験に合格する人と失敗する人」
林先生曰く、受験には4パターンの生徒がいるのだとか。
当たり前ですが、大きく分けて2パターン
合格者 と 不合格者
そこから、さらに細分化されます。
① 残り一か月、最大に努力して合格した人
② 残り一か月、勉強してないのに合格してしまった人
不合格者も同様なわけです。
③ 残り一か月、最大に努力して不合格だった人
④ 残り一か月、勉強してないから不合格だった人
林先生の話だと、①と③の人は良い。けど、②と④はダメだ、と言っていました。結果がどうであれ「努力」することが大切なのだと。
予備校講師としては、まっとうな意見ですし、私も受験の時は、講師のこういう話にモチベーションをあげて「がんばろう!」と思っていました。
予備校講師はモチベーションを上げるのが仕事ですので、このような気合が入る言葉で受験生をやる気にさせる言葉は、とても素晴らしいですね。
けど、私からすると②で合格した人も、すごいね!って思ったりしてしまいます。ツイてるって自信を持ってみてはいかがでしょうか。
*くれぐれも、勉強しなくてもいいってことではありません!!
ただ、受かっちゃっても、「ダメ」ってことはないんじゃない??と言いたいだけです。もちろん、勉強して、運も味方につけて合格するのが一番!って思います。
くりかえしますが、林先生の意見が悪いと思っているわけではありません。人生においては努力、根性が必要な場面はでてきます。それに、私のようなことを言っていたら、すぐ予備校はクビでしょう(笑)
経営の神様 松下幸之助さんの採用基準
人生って、計画を立てて、壁を乗り越えていくっていうイメージがありますが、ほとんどが向こうから勝手にやってくる難題を対処していくものですよね。
その時、とても大切になってくるのが、「運」
え~そんな非科学的だ!という生徒に限って、受験が近くなると急に受験で有名なお寺や神社に願をかけにいってしまう・・・
みんな、どこかでは信じているのです。「不思議な力」を。潜在的にはわかっているんですよね。
時期が決まった試練に準備して、超えていくっていうのは、受験か就職試験の時くらいのものです。かの斎藤一人さんもいっていました。
と、いうことは、人生に大切なのは、「運」です。もちろん、実力も必要ですが、運があってこそ。
パナソニックの創業者、松下幸之助さんは、経営の神様と言われる方です。5000億の資産を築いたともいわれます。
彼が従業員の面接で必ず聞いていたことがあるそうです。
それは・・「あなたは自分が運がいいと思いますか?」
この答えに、「いいえ」と答えた人は、どんな優秀でも採用しなかったのだとか。それだけ、「自分が運があるか」というのは重要視されていたそうです。
運を高める方法
自分の運を高める方法は、「自分は運がある人間だ」と思いこむことです。
例えば、納税日本一になった斎藤一人さんは、「ツイてる」という言葉を口ぐせのように言いまくっているそうです。これ、私もやったことあるのですが、かなり変わります。一日に何百回も「ツイてる、ツイてる・・・」完全に怪しい(笑)
どう変わるかというと、脳が錯覚し始めるのです。ツイてるばかり言っていると、脳が、「ツイてるんだね」、というように錯覚し、ツイてることばかり探し出すのです。
心理学では、「カラーバス効果」と言われたりもしますね。自分が意識していることばかりが目につく現象のことを言います。例えば、赤色のバッグが欲しいな~と思うと、街で歩いていると赤色のバッグばかり目につくこと、ありますよね?
このように、「ツイてる」ことばかり、目に付くようになってきます。ある意味、言霊の力ですね。
恐らく、ほとんどの受験生はこんな話聞かないと思います。なぜなら、こういう話を塾や学校ですると、「オカルト先生」のように、バカにされたり陰で色々言われてしまうことがあるからです。
けれど、大人になって、成功している人ほど、こういう潜在意識の力や、目に見えない力を大切にしています。
もちろん、勉強も大切ですが、このような不思議な力や、「運」を引き付ける方法も、大切にされてはいかがでしょうか。
令和は努力・根性の時代ではない
そもそも、今からの時代は「努力・根性」の時代ではありません。
根性、努力というのは、昭和・平成までです。これまでの時代は受験もスポーツも「努力・根性」。仕事を始めても努力・根性。その結果何が起きたか、というのは言うまでもありません。
過労死、という言葉は外国語に訳すことができません。Death by fatigue from overworkingのように、「過労が原因の死」という英語は可能かもしれませんが、「過労死」という固有名詞的な英語はありません。
なぜなら、こんなことが普通に起こるのは日本くらいだからです。そもそも、義務教育は従順なサラリーマンを育てるための教育です。言われたことを言われた通りできる人を養成する場なのです。けど、これからの時代はそれじゃ生き残れませんよね。
今はインターネットがあるので、インスピレーションやひらめきでお金持ちになっている若者はたくさんいます。
また、自分の好きなことをネットで発信したり、個人で会社を作ったり、というのが当たり前になってきました。頑張っていい大学に入れば、いい会社に入って将来安泰、なんて時代ではありません。有名企業だって、どうなるかわかりませんよね。
これからは、「個」の時代です。ピラミッド型の組織に属すのでなく、それぞれが自分の好きな専門分野で「個」の力で乗り切る時代です。その分、厳しさもあるかもしれません。
どうせ努力するなら、とことん好きなことを極めるのはどうでしょうか。
努力の「努」の字には、奴という文字が使われますね。しもべとか、やっこ、なんて読み方もあります。奴隷まどで使う文字です。何かを強制的にさせられるときに使う言葉ですね。
受験生も、頑張れ!努力しろ!って言われると思います。
もし、受験の先に自分の夢があるなら、それは「努力」ではないと思います。イキイキとして、受験までの勉強を乗り切ってほしいです。
そして、彼らが、目を輝かしながら、自分の好きな仕事をイキイキとできている未来がくるといいですね。