「今を生きる」とよく言われます。
私は映画の「今を生きる」を思い出します。いつ見ても泣ける、いい映画ですよね。規則や伝統ばかりに縛られず、今を自由に生きなさい!というメッセージが心をうちますね。
何となくイメージとしては、若者が今を謳歌する。今を楽しむ。自由。などが思い起こされると思います。
え?では、40間近のアラフォー男は?30代の会社員は?会社という枠や規則を壊して、自由に!なんて、いきなりできないですよね・・・会社のデスクの上に立って、「今を生きます!」なんて言ったら、「危ない奴」として、最悪病院に連れていかれるか、会社もクビになるでしょう・・
ってことは、中高年は今を生きれないのでしょうか?そんなことはあるはずがないですよね。
アラフォーには縁がなくなってしまったかのような「今を生きる」。アラフォーにはアラフォーなりの「今を生きる」があります。
「時間」の概念
さて、いつもの事ながら、少しわかりにくい話をさせて頂きます。
量子についてです。私は理系科目は赤点だらけだったので、そんな私でもわかる話ですので、ご安心ください。
まず、古典力学と、量子力学の「時間」に対する考え方の違いです。
古典力学は、私たちが「常識」と思い込んでいる時間の概念です。
「過去」があって「今」があり、その先に「未来」がある。なので、過去にできなかったから、今もできるはずがないし、これからも無理でしょう。といった考え方。
ある意味、当たり前のことですよね。私たちの常識からすると・・
けれど、古典力学はもう昔の考えです。今、量子力学という学問が色々な世界の仕組みを解明し始めています。
実は、「時間」というのはこのような動きをしないようなのです。
では、量子力学のいう「時間」とは、どんな概念なんでしょうか??
量子力学のいう時間は・・
「今」に、過去も未来も集約されている。過去、現在、未来はない。だから、「今」が変われば、未来も過去も違うシナリオにかわる。
ぶっ飛んでますね~さすが、1流の科学者たちが考えることは凄いです。
要は、今が動けば、過去も未来も動いていく、ということです。
簡単な例を出すと、どうしても許せない奴がいる。「今」その人を許せば、未来もずっとその人を許せる自分でいるし、過去も許せない→許せる、というように、過去も未来もすべて瞬時に変わるのです。
当たり前と言えば、当たり前。けど、古典力学の考えだったらどうでしょうか。
アイツはイヤな奴、許せない→過去も嫌な奴だった→これからだって、絶対許さない・・というように、何も変わらないですよね。
大切なのは「今」。今が変われば、これから未来も変わるし、過去も変わるんです。
過去は変えられるが、未来は変えられない
この話をすると、斎藤一人さんの言葉を思い出します。それは、
「過去は変えられるけど、未来は変えられない」
というもの。これも、量子力学の考え方と似ています。何が言いたいんですか?というと、過去というのは、自分の「今」の考え方次第でいくらでも変えられる。例えば、大学に落ちた。という過去の事実を、「最悪の出来事だ」と思っていたのを、「あの経験のおかげで、さらに努力して今がある」というように変えることができる、というわけです。
未来は変えられない、というのはどういうことかというと・・・未来は、「今」どう考えているかで固定されるから、変えることはできない、ということです。
今、「心配・怖い・イライラ」状態だと、これからの未来は同じように「心配・怖い・イライラ」状態の未来がやってくるのは確実。これって、すべてが「今」にたたみこまれている、という量子力学と同じ考え方ですよね。
やはり、今どう生きるかで、過去も未来も変わってくる、ということです。
今が永遠続く
表現を変えると、未来永劫、「今」の繰り返しだということです。
永遠の今がある。ということ。なので、今この瞬間を愛、感謝の波動で生きていれば、これから来る未来も、愛、感謝であることは間違いありません。
世間はウイルスや暴動で騒がしくなっています。
そんな今だからこそ。「絶対安心」という境地を今、持ちましょう。そうすれば、疫病や危機がない未来のシナリオへと、いけると思います。
今にすべてが集約されている。
今を動かせば、これからも動く。
誰かとの関係が悪い、、、というのであれば、今、「ごめん」と一言いうと、過去も未来も一瞬で変わるかもしれません。
これが、アラフォー世代の「今を生きる」かと思います。
会社で自由に振る舞う、とか、若い時のように、飲んで騒いでストレス発散!とはちょっと違うかもしれません。その一瞬はストレスが発散されるかもしれませんが、根本の原因の解決にはなりませんよね。
安心、幸せ、感謝。「嬉しい、楽しい、ツイてる」の状態で「今」いることです。