以前、最近の子供はおかしい。という記事を書きました。
実際、なんでだろう・・と考えていたのですが、1つ、思ったことがあります。もしかしたら、子育て世代のヒントになればと思い、シェアさせて頂きます。
私も含め、子育ては難しいですよね。厳しくしたり、何かを制限すると、「子供の主体性を大切に」と言われ、子供を自由にさせると、「子供を甘やかせてはいけない」と言われてしまいます。
一体、どうすれば良いのか・・と思ってしまいますよね。子育て本を読んでも、読んでも、わからない。
自我が肥大している子供たち
今の子供、何か変だな・・と思うことが多いです。
例えば、ワガママ。大人に対して、舐めている。学校の先生も、同じようなことを感じていると思います。学校の先生の話を聞いても、最近は本当に子供が変わった・・と言っています。
実際、何が変わったのか?と思うと、私は、今の子は、「自我」が強すぎる。と思います。
自分が、自分が・・というの意識が強い。
これは、甘やかしが原因だと思います。日本人は、自由、とか、権利をはき違えていると思います。欧米から「自由」という概念が入ってきて、日本人も自由を謳歌できるようになったのは素晴らしいことです。
しかし、欧米の自由は、責任、ルールが前提になります。これは、口に出さなくても、わかるよね?という暗黙のルールです。やりたいことはやっていいけど、公共の場所でやって良いことはわかるよね?というルール。
けど、日本人の自由は、そんなルールや責任が抜け落ちている場合が多いです。
子供には、やりたいことをやってほしいんです
子供には、本人がやりたいことをやってほしい、という保護者は多いです。
しかし、子供は、文字通り、「やりたいことをやっていいんだね」と受け取っている気がします。その結果、学校でも塾でも暴れる。本人にとって、「やりたいこと」をしているのだと思います。
そのことを叱る大人もいない。だから、「我」はどんどん肥大していく。
叱ったり、それはしてはいけない!というのは、戦前の自由を奪う、子供を型にはめる教育だと思われてしまう。だから、叱るのも、諭すのもできない。
日本人は右か左、どちらかに極端に振れてしまいます。戦前のような不自由と、戦後のような自由。幅が広すぎます。その真ん中を目指すべきです。
なら、具体的にどうしたらいいのか?
私は、「我」の反対は、「謙虚」だと思います。謙虚さには「感謝」もあると思います。
自我の肥大した子供に共通するのは、謙虚さと感謝がありません。
自我を少なくする方法は「掃除」です。
昔は、学校で掃除をしました。今もやっている学校は多いと思います。これは、整理整頓をできるようにしましょう。なんて学校では言われますが、実は、「我」を掃除しているのです。
わかりやすいのは「トイレ掃除」です。
トイレ掃除は、「我」を取り除くには最適です。
大金持ちの多くが、トイレ掃除をしている、というのは有名な話ですね。ビートたけしさんも、
「・・・若いころに師匠に"トイレを綺麗に掃除しろ"と言われてから30年以上ずっとトイレ掃除をやり続けてきた。・・・
オレが成功しているのは、トイレ掃除のお陰かもしれない」
と言っています。
ビジネス界、芸能界、スポーツ界の成功者もトイレ掃除をしていることから、トイレ掃除は運気が上がる、なんて言われます。
トイレ掃除の秘密は、「我」が取り除かれるのです。
その結果、謙虚になり、感謝の気持ちが湧いてくるのではないでしょうか。
感謝は、一番高い波動とも言われます。
今日から、「家のトイレ掃除係」は、息子さん、娘さんにお願いしてみてはいかがでしょう。