人間、1度や2度、孤独感でどうしようもなく寂しくなるときがあると思います。
- 学校で孤立している。
- 話す相手がいない。
- 周りは友達を作れて、ぼっちの自分はダメな人間だと思ってしまう。
親もまともに聞いてくれないし、この悩みを聴いてくれる人もいない。
そう思っている人も多いですよね。
自分はダメな人間じゃないかと思うこともある。
周りは幸せそうなのに。なんで自分はこんな人生なのかと思ったりもすると思う。
生まれてこない方が良かったのかな・・なんて思うこともあるかもしれない。
けど、一度、「孤独」について考えてほしいと思います。
この記事を読んで、どうか、孤独は悪いものではない。と気づいてほしいのです。
むしろ、あなたに「必要なもの」と思えるかもしれません。
それでも、孤独が癒やされることはないかもしれません。けど、少しだけでも、君の考え方や世の中の見方が変われば幸いです。
寂しさは自分と向き合う時間
あなたは、いま寂しいかもしれません。
けど、孤独で寂しいとき、それは、自分と向き合える時間です。
周りでうぇーいってやってるリア充は、その貴重な時間を持てずにいます。
私も高校、浪人時代は孤独でした。
大学生になって、いままでの寂しさを埋めるように、サークルに入ったり、一瞬リア充のような瞬間もありました。
両方体験してみて、思うことがあります。
それは、リア充(のようなことをしていた)のときは、あんまり成長できなかった。ということです。
孤独のときは、とにかく自分の内面と会話をしました。
小説を読んで味わい、とにかく音楽を聴いて、寂しい時間から逃れるように、小説や音楽の世界に没頭しました。
文学の深さ、音楽の素晴らしさに、あのときほど心から感じれた時期はありません。
若いときは、感受性も豊かだったのかもしれないですが、これは、いまでも同じ。
おとなになったって、夫や妻がいても、寂しいんです。
彼氏や彼女がいても、寂しい時ありますよね。
芸術は、孤独、悲しみ、、それが作品となることもあるくらい、寂しさは人間を豊かにします。
当時は辻仁成さんの小説が好きで、「ピアニシモ」なんか、特に貪るように読んだ記憶があります。
音楽も、洋楽が好きだったけど、家に帰ってからサイモン&ガーファンクルやビートルズのような古い音楽を聞くのが、何よりの楽しみだでした。
「逃避」と言われればそうだけど、孤独、寂しさを癒やす芸術に出会えたのは、友達とただ群れるだけの時間では決して得ることができなかったし、今の自分を作る上でも、必要不可欠な時間だったと思います。
そして何より、自分の内面と会話する時間。
自分が何がしたいか、どう生きるか。生きるとは、死とは。孤独とは・・いろんな思索を巡らせる時間でした。今思うと、若いときしかできない、貴重な時間だったと思いますし、あれがなかったら、今の自分はありません。
友達と楽しくカラオケに行った思い出よりも、暗いが、なぜか鮮やかに蘇る思い出です。
寂しさが君を強くする
僕は大学卒業してから、就職できず、逃げるようにオーストラリアに行きました。
コミュ障で就職もできず、武者修行のつもりで飛び出したけど、英語もまともに話せず、最初の方は孤独そのもの。
けど、海外生活で得たのは、自分で考え、自分で行動することでした。
これは、海外でなければできないことでもなく、孤独の中で生まれる力とも言えます。
つまり、孤独になると、必然的に「自分で考えて行動する」という機会が強制的に訪れます。
だから、人は強くなるのです。
群れて生きてきた人間は、何かを決めるときに、すぐに他人の意見を聞きたがって、行動するときも、他人と同じ行動をしようとするもの。だから、他人と違う、独自の行動ができないんです。
いますよね、自分がない。ただ周りに合わせて騒いでいるだけ。そんな人より、寂しさをぐっとこらえているあなたの方が良いと思います。
友達100人、みんな仲良く、という「義務教育の洗脳」が、以下に無意味だったか。。
成功者は孤独を愛する
人と違うことを気にせずできる人は、孤独に慣れている人だと思います。
だから、成功者と呼ばれる人の中には、孤独が好きな人が多いです。
誰か忘れましたが、「成功者は孤独だ」と言う言葉を思い出します。
逆に、成功しない人は「群れたがる」
人間関係の取捨選択をできるのが、成功者の特徴です。無駄な人間関係をスパッと切ることができるのです。
冷たいように感じるかもしれないけれど、あなたを堕落におとしめるような人間も中にはいるし、あなたがどうしても成し遂げなければならないことの邪魔になる人間は、たくさんいるのです。
みんなに優しくするのは基本だが、群れる必要はないのです。
寂しさの中で、孤高に生きる
孤独でいると、周りがまともに見えて、自分が間違っているんじゃないかと思うことも多いと思います。
周りの目が気になることも多いですよね。
そんなあなたに言いたいのは、「あなたは、何も劣っていない。」ということ。
むしろ、孤独でいる、という経験をしている時点で、群れている人よりも内面が豊かだと私は思います。。
浮いているあなたは、周りと違うのかもしれない。逆に言うと、普通の人とは違う良さがあるのかもしれない。
あなたは謙虚すぎるかもしれないけど、「自分はお前らとは違う人間なんだ」と思うくらいの気持ちでいてほしい。
フィギュアスケートで有名な羽生結弦選手は、高校生のとき、学校ではほとんど誰とも喋らないボッチだったそうです。
周りは「ゲイだ」とか、「調子に乗るな」のように色々言っていたそうだけれど、全く気にしない素振りを見せていたそう。
彼は、孤独ではなく、「孤高」だったのだと思います。
野球のイチローさんなんかも、同じタイプですよね。
孤独は「一人ぼっちで寂しい」イメージだけれど、孤高は、「他と離れて高い境地にいる」という意味がある。
寂しい今は、孤独ではなく、「孤高」なんだと思ってほしいです。
とことん寂しさを極めよう
だから、今の孤独の時間を、徹底的に味わうのもいいかもしれません。
耐えきれないかもしれないですが、人間はどこかでつながっています。
これを読んでいる君と僕も、ネットの上でつながっているのです。
これをここまで読んでくれたあなたは、私と似たような人間なのかもしれません。世界を見渡せば、自分と同じような人間に出会えるものです。
そんな人を一人でも見つけることができれば、きっと一生の友だち。
そして、一人でできることを、コツコツやりましょう。
こういうブログを書くような作業は、孤独好きには最高です。
ピアノとかの楽器もオススメ。
語学のような一人でコツコツ学習する系も孤独好きに適しています。
何か1つをコツコツやり始めると、君に自信がついて、孤独が孤高に変わる。
僕がそれだった。高校時代、とにかく語学をコツコツやり始め、休み時間も単語帳を見ていた。周りの人達は楽しそうにゲラゲラ笑っていたけれど、僕は一人で単語帳を見ていました。
そしたら、英語はクラスで一番になりました。底辺校ではありますが・・
そのときから、孤独が、孤高になり、周りと違う、という意識がだんだん芽生えました。
その変な自信は、今も僕の支えになっています。
僕も、昔は寂しがり屋だった
僕はもともと、寂しがりやで、一人ぼっちになるのは耐えられない人間でした。
予備校の寮で一人も話せる人がいないのが辛くて、逃げ出したこともあります。
けど、いつの日か、別に嫌われてもかまわない、というスタンスになりました。
「自分」を持っていると、あなたの考え方、同じですね、という方も出てきます。
孤高を貫くと、君に興味を示す人が出てくるかもしれない。
高校時代にハブかれていた羽生結弦くんは、今や国民的に大人気であることを、どうか忘れないでほしいです。
あなたらしさが、輝くときがきっと来ます。