近づきたくない人、っていますよね。中には人を寄せ付けないオーラを出して、「クール」な人、っていうのもいますが
自然とみんなが離れていく「嫌われている人」
こうなりたくないですよね・・けど、知らずしらずのうちに、人を寄せ付けない人になってしまうこともあります。
今回は、しらずのうちに、やっている、「人が寄ってこない人になってしまう」習慣をシェアさせていただきます。
息子の部活 「練習着問題」
息子の部活で、お揃いの練習着を作るべきか、という問題が噴出したらしいです。
「らしい」というのは、私はその場にいたわけではなく、妻から詳細を聞いたからです。
(私は顧問の怒鳴り声や部活の雰囲気が苦手なので、どうしても息子の部活だけは足が遠のいてしまう)
部活の役員たち(保護者の会長とか)が言い出したことらしいですが、我が家含む「その他大勢」の保護者にとっては、
まさに寝耳に水で、困惑の種に。
役員たちの意見はこう
「強いチームになるためには、一致団結が必要。そのためには、練習着を合わせる必要がある」
察しの通り、保護者の間では不満が募り、話し合いとなった。
なぜなら、その練習着は一着1万円近くかかり、親子で買えと言う話です。兄弟がいる家庭は3万近くの出費・・
保護者側としては、「お金の問題」がやはり大きい。シングルの親も多いし、懐具合というのは家庭それぞれで違う。
それは揉めるのは当然ですよね。
とは言え、役員側とすれば、「チームをできるだけ強くしたい」という想いからでた案なので、それも無下にはできない。
自分の正しさを主張すると、喧嘩になる
予想通り、だんだん喧嘩のような様相になってきた「話し合い」
保護者たちは、「会長は自分勝手にあんなこと言って、ホント、バカじゃないのかな」なんて影で言ったりしている。
会長的にも、「わかってくれないなら、もういい!」という具合に怒りだす。
そもそも、保護者としては、「お金が高い」というところだけ伝えれば良いのに、「そんなの必要ない」「そんなの言い出すのはおかしい」「強くなってから買え」
・・・いつのまにか、「お前の言っていることはおかしい」という話になっていく。
それを言われたら、会長も「なんでわからねーんだ!」と、引くに引けない状態へ。
「あなたは、おかしい、私が正しい」はい、論破!!
これをやるから、喧嘩になるんだなぁって、心底思ったのでした。
人を寄せ付けないオーラの人の特徴
人が寄ってこない人というのは、このように、「負けたくない」と言う意識が一番に来るので、鼻息荒く言い返してくるものです。
本人は気づかず、「言いたいことは言う必要がある」という信念があるから余計にたちが悪い。
自分の言いたいことを「正しさを証明したい」がために、ガーガー言ってしまうんですね。こういう人は、例外なく人が離れます。
正しさを証明するより大切なこと 愛と恐れ、どちらが背後にあるのか
先程の出来事で言えば、お互い「子どもたちのチームを強くしたい」という思いは共通しているはずなんです。
子供に幸せになってほしいという「愛」は共通項として持っているはずです。
ネックになっているのは「お金」だけなのだから、そこだけやんわり伝えればいい話で、代替案を探ったりするべきであるはずが、お互い、「相手を言い負かしたい」というエネルギーで話をしだす。
人がなにか行動する時の動機は、「愛」「恐れ」どちらかといいます。
だから、話し合いをする時は、「愛」「恐れ」のポイントを探すのが大切です。
今回の話は、「練習着を合わせよう」という提案があったとき、その奥にある愛は何か。
それは、「子どもたちを強いチームにしたい」という想い、だと気づきます。
だから、その理想に到達するために、意見を言うのは良いことだと思うのです。
けれど、みんな「相手を言い負かしたい」「自分の正しさを証明したい」と思ってしまうもの。
それをやると、この人とは話したくない、と思われます。
親子関係、夫婦関係を見直そう
親子喧嘩、夫婦喧嘩も根本は同じです。
昔は親には逆らわない、嫁は夫に逆らわない、という暗黙知があったから離婚や喧嘩も少なかったのかもしれない。
けど、それは不健全なのは今の時代は明白で、平等でお互い言いたいことが言える関係というのがスタンダードになりました。
その結果、人間関係はさらに難しくなった。人間はこうやって進化するのでしょうか。
子供は自分の意見を主張し、親は自分の意見が正しいと押し付け、妻は旦那が間違っている!旦那は、「妻が間違っている!」その繰り返し。
なんで、相手はそういう意見を持っているんだろう。一歩引いて考えて、言葉をしっかり整え、選んで話をする。
これは近い相手だからこそ求められることです。
逆に、「不安」から何かを言っているな、と感じたら、その恐怖を癒せるような話をすれば良いのではないでしょうか。
相手を言い負かしたい!自分は正しい!という人は、必ず孤立します。人が寄ってこない人になってしまいます。
流されたくない、と思うかもしれませんが、お互い同じ目指すところがあるなら、そのために意見を言うのは良いと思います。
相手を言い負かさなくても、神様はあなたを認めているし、愛してくれています。
その証拠に、今日も呼吸をして、心臓を動かして、生かされていますから。