私はサッカーにはあまり興味がなく、そこまで詳しくないのですが、とても気になる選手をネットで見つけました。
気になる、と言っても、プレーがどうこう、という話ではありません。
その選手は、「サディオ・マネ選手」
セネガル出身の選手で、イギリスのリバプールというチームでプレーしている選手だそうです。サッカーに詳しい方なら、知っているかもしれませんね。
そのマネ選手・・・年俸が・・1150万ポンド(約15億6千万円)!!週給にすると22万ポンド(約3000万円)!!
一週間で3000万円を稼いでしまうような選手だそうです。ちょっと想像もできない数字ですよね。アフリカで最も成功したアスリートとも言われるそうです。
週3000万円もらえたら、何に使いますか?
一週間で3000万円ですから、きっと高級車、高級品、贅沢な生活・・・そんなことを想像しますよね。
しかし、、、彼は、「ガラスが割れているスマホ」を持っているのを目撃されています。
週で3000万稼ぐ人が、割れたスマホ・・・「え?」って普通思いますよね。
「割れたスマホ」について聞かれた時の彼のコメントが以下のものです。
Why would I want ten Ferraris, 20 diamond watches and two jet planes? What would that do for the world?
なぜ私が10台ものフェラーリ、20個のダイアモンドの時計、2台のジェット機を欲しがるんだい?それが、世界の何のためになるというんだ?
彼のコメントは、以下のように続きます。
「私は飢えていた。畑で働いていたし、裸足でサッカーをプレーしていた。教育も、何も受けられなかった。けど、今は、サッカーのおかげで頂いたお金で、人を助けることができる。
私は、学校とスタジアムを建設した。極度の貧困状態の人に、服や、靴、食料を提供している。そして、セネガルの貧しい地域の人に、毎月70ユーロを渡している。
私には、高級車も、高級住宅や旅行、まして飛行機など必要ない。
人生が私に与えてくれたものを、人々が受けってくれればそれでいい」
私利私欲ではなく、他者貢献で生きる
今、日本は貧困化が進んでいると言われています。
みんながお金が無くなっています。
理由の一つに、「自分の事しか考えられなくなった」という事があります。
どういうことですか?というと、もし、あなたが、住んでいる地域のために生きよう、と思えば、地域分のお金があなたに入ってきます。
もし、あなたが東京都にいたら、「東京都のために生きよう」と思えば、「東京都分のお金」が入ってきます。
日本のために働く、と思えば、それ相当のお金が入ってきます。日本全土だったら、億を超えますよね。
数十年前は、日本人も、「日本のために」という意識で働いていました。戦後などは、それで大金持ちがたくさん生まれていますよね。
今は、行き過ぎた個人主義で、「自分さえよければ」「高級品が買いたい」「リッチな生活がしたい」というような、せまい意識で生きている人が増えました。その結果、日本人は貧しくなっているとも言えます。
家族のために、と思えば、家族を養うのに十分なお金は入るでしょう。
サディオ・マネ選手は、まぎれもなく、セネガルという国のため、さらに、世界中で貧困であえぐ人のため、という広い意識で生きているのだと思います。
その結果、15憶もの大金を稼ぐ選手になりえたのだと思います。