こんにちは。
このブログでも、いろいろと私の学びをシェアさせていただいているわけですが、最近・・・使い方を間違えると、自己啓発は危ない!と思うことがありました。
こんなブログを書いているのに・・最近妻との関係が本当に悪いことが多かったのです。と、いうか、妻の様子がおかしい。暗~くなってしまって、洗濯ものを干しながら涙を流している・・
言うことは・・自分は理解されない。誰もわかってくれない。あれが悪い、これが悪い・・不平不満ばかり
私は・・今の生活に何が不満があるんだ??もっとひどい境遇の人はいる。仕事で忙しい上に子育てする人もいる。それに、何が不満なの??
そもそも、「自分の考えていることが鏡のように、返ってくるんだ。」「そんなくらいことばっかり言って、自分を否定するから、誰も○○の話を聞いてくれないんじゃないの??」
こんなアドバイスをする始末
これって・・確かに「正論」どっかの自己啓発の本で読んだ「知識」をひけらかし、教えていたんです。
夫が妻の話を聞けない理由
自分で書いても、そりゃダメだよな。って思います。
よく、女の人は、話を聞いてくれるだけでいい・・って、言いますよね。けど、これって、なかなかできそうで、できない。アドバイスしちゃうんですよね。さっきの私の会話のように。
なんでだと思いますか??
私が思った理由は・・・男は「自分の話 (声)を聴いていないから
これだと思います。自分に寄り添ってない。だから・・他人にも寄り添えないんです。
なぜ、寄り添うことができないと思いますか・・?
旦那が妻の話を聞けるようになるために・・・
男の人って、「強くありなさい」と言われて育ちます。会社でしっかり働かなければならない、家庭の夫として家族を守らなければならない・・そんな立場で、自分の弱さ、昔のトラウマ、弱音・・・
すべて封印している可能性があります。
封印・・・それを別の言い方をすると、「無視」をしているんです。
殴られるより、怒鳴られるより・・・「無視」が一番ツライ。子供が万引きで捕まった・・お父さんに怒られるよりも・・「こんな子、知りません」と言われたほうが、絶対キツイですよね。
同じように、自分の感情を無視している・・ということ、ありませんか。私はそうでした・・・
自分の感情、昔からのトラウマにしっかり向き合えない・・・寄り添えていない。だからこそ・・・他人の声も、本当の意味で寄り添えない
感情を封印する道具
私にも、ちょっとしたトラウマがありました。
それを見ないよう、見ないようとして、蓋をして、記憶の底に押し込めていました。その蓋が・・私にとって、自己啓発だったのかもしれません。
こんな生活を送っているんだ。幸せだ、幸せだ・・・ありがとう、ありがとう・・・ポジティブに生きるんだ、楽しいことだけ考えましょう・・ネガティブなことは考えてはいけません・・とにかくポジティブな言葉を!
本で取り入れた、このような知識。言葉をかえよう!考え方を変えよう!!頑張っていたんです。脳みそレベルで、頑張っていたんです。
本当の心の引っかかりを忘れるために・・・表面だけでも幸せだと思うために・・・
自分の性格を変えたいから、顔だけ整形しよう・・と言うのに似ているかもしれません。病気の根源を治さず、見かけの痛みだけ消える薬を飲んでいるだけのような・・・
出会いで人が変わる
そんな中、カウンセリングのような感じで、ある人に会いに行きました。
本当に凄い人はいるもので、この方は、私の長年封印していたトラウマを感じ取ってくれたんです。本当の愛に生きている人は、目の前の人の背景をしっかり読み取り、理解してくれるもんなんだな~と思いました。
「私もそうだったので、わかります」その一言で、本当に寄り添ってもらえた・・と思えました。
その瞬間・・・涙が・・・男なのに、人と話して、涙を流しませんよね。滅多に。私も、自分がそんなことになるとは。
そして、その時、過去の自分と、向き合い、寄り添えたんです。「ずっと、そのことが原因で頑張ってきたよね」「つらかったよね」「だれも分かってくれないし、他人にはわからないよね」
私にとってのトラウマ・・それは書けませんが、そのトラウマに対抗するために、頑張って、頑張ってきたんだと思います。その瞬間、もう、頑張らなくてもいいかも、って思えたんです。本当の意味で、好きなことをしていこう。
そして・・・そのトラウマを使命に変えよう。この経験があったから、やれることがあるんですよね。
自分に寄り添えて、やっと人の気持ちがわかる
そういうわけで・・・自分の昔の傷に寄り添えた・・・
そしたら、他人の気持ちも理解できるようになったんです。
今までは、自己啓発の知識を伝えるだけで、寄り添えるつもりになっていた・・自分の心に寄り添えると、他人にも寄り添えるんです。
これが、本当の鏡の法則なのかもしれません。
自分も、愚痴を言ってはいけない、幸せだ、幸せだ、と言い聞かせながら頑張っていた。けど、心には人には言えない苦しみがあった。
妻も、表向きの生活は何不自由がないかもしれない、けど、妻という立場で、不自由や、孤独や、寂しさもあったのだろう・・・そこが視えたんです。
本当に申し訳なかった・・と思いました。
妻はどうすればいいのか・・
もし、あなたが女性の立場でも、同じかもしれません。
自分の寂しさ、辛さ・・そこから目をそらさないで、じっくり味わってみてはどうでしょうか。そうすると、夫の深い辛さにも目が行くかもしれません。
ポジティブ!ハッピー!!うれしい!最高!!・・これもいいですが、自分の暗~いところにわざと行ってみて、涙が出るほど感じてみるのも、いいのかな、と思いました。