受験が近くなりました。
受験生は、「藁をもつかみたい」気持ちだと思います。もし、あなたが受験生なら、この記事を読んでいるのであれば、もう何に頼って良いかわからないくらい、不安で押しつぶされそうになっているのかもしれません。
万が一、全部ダメだったらどうしよう・・・もう後がない・・・滑り止めでさえダメだったら・・・4月は何をしているのだろう・・・
もう万事を尽くした。そんなあなたには、神だ頼みしたくなる気持ちでしょう。
受験は勉強だけでは受かりません。私は今まで100人を超える受験生を見てきて、わかったことがあります。
それは、受験はメンタルの勝負だということです。どんなに優秀でも、メンタルでやられてしまって不合格になるパターンはよくある話です。
何を隠そう、私がそうでした。根っからのネガティブだった私は、受験の前ですでに失敗していたのです・・・
今回のお話は、恐らく塾や学校では怪しいので聞かない話だと思いますが、受験を乗り切るために知っておくべきことをまとめます。
受験が近づくと、怖くなる理由
まず、今の「恐怖心」をなるべく取り除く必要があります。恐怖から生まれる行動で良いことはあまりありません。まずは「恐怖」の正体を知る必要があります。
もし、あなたが受験生、受験生の親であれば、一年前、二年前は受験に対してどう考えていましたか?心配はしていたけど、今ほど怖くはなかったですよね。
どんな高い山でも、遠くから見ると小さく見えます。富士山だって、遠くから見ると小さく見えますよね。
もし、麓(ふもと)に立ってみたらどうでしょう。「これをこれから登るのか・・・」かなりビビりますよね。
受験が近づいて怖くなるのは、今まで遠くにあったから小さく見えていた「受験」が、急に目の前に立ちはだかったからです。こんなに高い山を登るのか・・・
けど、条件はみんな同じです。勇気を出して、一歩踏み出すしかありません。
困ったことは起こらない
不安になったり、恐怖を感じると、人間はどんどんマイナスなことを考えてしまいます。
全部ダメだったらどうしよう・・・大学に行けなかったらどうしよう・・・
心配ごとの90%は起こらないなんて言われますよね。
けど、受験で失敗する人はいます。こんなのウソだって話になりますよね。
じゃぁ心配しなければいいんです!ポジティブに!さぁ、合格するって口に出してみて!!・・・なんて言っていたら、怪しいセミナーになってしまいます。そんな偽ポジティブに走ってはいけません。
心配事の90%は起こらない・・・それは、心配事が起こった結果、最悪な結末になった、ということは90%無い、ということだと思います。
たとえば、受験に失敗した。その結果、自殺した、就職もできず引きこもりになった、という最悪な結果になるのは90%ないよ、という意味だと思います。
それでは、90%の人はどうやって起きてしまった「心配事」を乗り越えるのか。
それは、その出来事を「天命」と思って、あきらめ(明らかに眺める)、そこから学ぶしかありません。
ただ、人生を遠くから俯瞰してみると、受験はちっぽけです。
「不合格」というのも、意図しなかったことかもしれません。しかし、それは、あなたが生まれる前に決めてきた人生のシナリオかもしれません。すべては「学び」なのです。
そんなの、他人ごとだから言えるんでしょう?と言われるかもしれません。けど、私はみんなが当たり前に合格する高校入試にも失敗し、大学入試も失敗して浪人。浪人しても入ったのは第三志望です。
当時は落ち込みましたが、今思うと、あの挫折があったから、今があると心から思えます。
合格に執着せず、自分の「なりたい姿」「やりたいこと」に執着する
そんな考え方はできない!何が何でも受験に失敗するのだけは嫌だ。
もし、あなたがそう思うのであれば、それは受験に対する「執着」かもしれません。
この執着は、子供が持っている場合もあれば、「親」が持っている場合もあります。
もし、あなたが受験生なら、「何としても受験に合格しなければならない」と思っていると思います。
けど、その「理由」は何ですか?
もし、何となく困りそうだから、とか、落ちたら不安、とか、周りから何て言われるかわからない、いい会社に就職したいから・・・とか思うのであれば、少し考えてみてください。周りからよく見られるとか、会社や収入のランクで幸せが決まるのでしょうか?
もしかしたら、これは「受験」に執着している状態です。
人の幸せは、心からやりたい事を見つけて、それをやっている時だと思います。
自分はなにがやりたいのか?どうやって生きて行きたいのか?どうやって世の中に貢献したいのか?そこに執着してはいかがでしょうか?
もし、受験の先に、心からやりたいことがあるのであれば、人は前向きに夢に向かって歩けます。
桃太郎だって、きび団子1つのために命懸けで鬼と戦えたでしょうか?
村を平和にしたいという「天命」を知っていたからこそ、命懸けで戦えたのだと思います。
私は受験に執着していました。その結果大学に行けましたが、受験に執着していたので、それが終わったら無気力でアパートに引きこもりました。今思えば、これも「学び」なのですが・・・
パラレルワールドを選択する「予祝」
ちょっと堅い話になってしまいましたが・・・こっからは少し不思議な話を・・
話は変わって、よく塾などで「予祝」だ~などと言って、受験前に合格祝いを先にやっているところがありますね。あれ、意味を分からないでやると、単なる食事会になってしまう可能性があります。
あれ、本当は、「パラレルワールド」に入る、という行為なのです。
「は?」って感じですよね。私たちのたくさんのシナリオがあるそうです。今日の一つの選択で、その先の未来は変わりますよね。パラレルワールドというのは「平行世界」という意味です。つまり、今私たちがいる正解とは別に、いろいろな世界が平行して存在しているというわけです。
ちょっとSFっぽいですね(笑)けど、最先端の物理学では、そういうのもわかってきているそうです。
と、いうことは、合格する世界と、不合格になる平行世界が同時に存在しているということです。
予祝をするというのは、合格のパラレルワールドに先に入ってしまおう、というイベントです。
では、なんでそんなことしなければいけないの?っていう話ですよね。
すべて「今」に集約されている
どのパラレル世界に行くか?というのは、「今」どんな状態にいるか?がとても影響するからです。
別記事に書きますが、量子力学の世界では、「時間」という概念がありません。昨日の自分、明日の自分、というのは、人間が勝手に作り出した概念です。そもそも、「時間」というものはないんです。
つまり、「今」しかない。
この、「今」の繰り返しなんです。だから、「今」、「私は合格している」という状態であれば、その状態で未来も進むのです。
友達とケンカしたことを想像してみてください。ケンカ状態が続けば、その状態が未来も続きます。ケンカワールドで未来も進むでしょう。もし、今、「ごめんね」と言えれば、そこから未来は動きますよね。仲良しワールドに行けるわけです。
このように、「今」が動けば未来が動く、というのが宇宙の法則のようです。
なので、ただ食事をするのではなく、予祝では、「自分が合格した」「憧れの学校を歩いている」気持ちに浸りきるのが大切です。
そうすれば、「今」合格の周波数に入り込み、その状態が続いていきます。
受験が不安だ、準備しないと・・・という周波数帯にいると、「準備しててよかった」「もっと準備すればよかった」という現実を呼びます。
ならば、すっと落ちない、大丈夫だ、という周波数帯に自分を置き、前提を「私は合格している」に変えてしまうのは、実は科学的にも理にかなっているそうです。
瞑想状態に入り、脳をミッドα状態にする
これもテクニック的ですが、やらないよりやった方が良いです。
グーグルなどの超有名企業では、「瞑想」が普通に取り入れられています。アメリカでは「マインドフルネス瞑想」といって、瞑想が脳に良い影響があるというのは常識です。
けど、日本で「瞑想」というと、「あやしい」「宗教」なんて言われます。ちなみに、理由はこちらの記事に書いてます。
塾や学校の先生でも、瞑想が効果がある、というのは知っている人は多いと思うんです。けど、保護者になんて言われるか・・・と思うと、「瞑想がいいよ」なんて言えないですよね。
瞑想の脳に対する効用はネ集中力向上、ストレス発散、心の平穏を保つなど・・受験生のメリットは計り知れません。
今回は、やり方をシェアさせて頂きます。
やり方は簡単です。場所はどこでもいいので、まずイスか床に座ります。
- 目を瞑るか、薄く開いた状態(半眼)で座ります。
- 7秒かけてゆっくり息を吐き切ります。
- 10秒かけてゆっくり息を吸います。お腹が膨らむ感じです。
- これを最初は5分、なれてきたら10分くりかえす
簡単ですし、どこでもできます。テストの前でもできますよね。大事なのは呼吸に集中すること。理想は「何も考えない」けど、雑念は沸いてきます。
雑念に惑わされても、あまり気にせず、こんなこと考えてるんだ~と観察するだけでいいです。だんだん慣れてくると雑念も減ってきます。
最高の波動領域に入る
最後に、最高に良い波動に入る方法です。
それは、「感謝」の波動です。感謝状態はとても高い波動ですので、とても力がでます。考えたら、高校や大学に行けるだけでも幸せですよね。
もしあなたが大学入試をするなら、大学に入るだけの金銭的な方法があるということです。それは、世界的にも数パーセントの幸福な人間だけが味わえる幸せです。
親、先生、環境、・・たくさんの「ありがた~~い」を思い出して、ありがたいな~という状態に入ってみてください。神社やお寺に合格祈願に行くときも、「ここまでこれました。ありがとうございます。受験には必ず合格します!」と宣言してください。
くれぐれも、「合格」させてくだい!!!!はダメですよ。
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