今回も、小林正観さんの世界をシェアさせていただきます。
戦争を起こす人が許せない
ある相談者が、このようなことを言いました。
「正観さんは、怒ってはいけない憤ってはいけないとおっしゃいます。しかし、私は戦争を起こす人だけはどうしても許せないのです。これは、正しい怒りではないのですか?」
皆様はどうお考えですか?
実際、戦争は、今この瞬間にも怒っていて、多くに人が命を落としています。
なんで人間同士が殺し合うのだろう。
なぜ、戦争は無くならないんだろう。
私も、子供の時からよく思っていました。
小林正観的戦争をなくす方法
この質問に対する小林正観さんの答えは、このようなものでした。
「あなたのその怒りこそ、戦争を起こすのではないですか?」
実は、戦争を起こす人も、「自分は正しい」と思っているのです。
自分は絶対に正しい。相手が間違っている。
だから、「正しい怒り」なのだと。
先ほどの質問者さんも、戦争を起こした人に対する怒りは、「正しい怒り」ではないですか?と質問していました。
正しい怒りのぶつかり合いが戦争になる。
これが、世の中の争いの原因です。
みんな、自分が「正しい」と思っているのです。
では、どうやって対処すればいいのでしょう。
どんな時も絶対戦わない
基本的に、どんな時にも腹を立てない。怒らない。という姿勢が大切なのです。
「こう言う条件だったら怒っていいい」という条件はない、と言うことです。
どんな時でも怒らない。
けど、そんなの仙人じゃないと無理ですよね・・
そんな時に思い出して欲しいのが、
「ジャッジしない」「自分の問題だけに集中する」
評論家になってはいけない
ドライな見方のような気もするんですが、起きていることに、「良いとか悪いとか」いちいち論評評価しないこと、と正観さんはよくおっしゃっています。
出来事は、ただ目の前に起きていることであって、そこに良いも悪いも存在しない。
良いか、悪いか、それはあなたの心が決めているのです。
社会現象、事件などについて、いちいち論評しない、と言うことです。
あの人は極悪だ、なんて詐欺師だ、なんて悪い政治家だ!と怒っても、解決はしません。
自分がどう生きるか
いちいち目の前の事件や人に腹を立てるのではなく、自分がどう生きるかに集中する。
それが正観さん的な問題解決です。
国のお金を盗んだ奴がいる。そのことに、なんて奴だ!って怒るのではなく、自分が盗まない人になる。
結局、自分がどう生きるかに集中するのが一番、と言うことです。
世の中を見渡すと、争いの原因が見えてくる
この法則を知ると、私たちの身の回りで起こっている争いの原因が、ほとんど
「自分は正しい合戦」
であることがわかります。
私はこれが正しいと思う!あの人は間違っている!あの政党は間違っている!この政党の言っていることが正しい!
私の場合、夫婦喧嘩のほとんどがこれでした。
特に男の人は、論理的に考えて、「正しい」ことを言ってしまう。奥さんも、旦那に負けるのが嫌だと言うタイプは、正しさを主張して戦ってしまう。
子育て、部活の保護者との会話・・私は正しい!を言うと、喧嘩になる。
けど、それを捨てたら、「自分がなくなってしまう気がする。」
確かに。流される気がする。けど、「正しい」と主張することこそ、その正しさに流されているのかもしれません。
自分は戦わない。正しい、正しくないとジャッジしない。
そう決めることって、流されない生き方のような気もします。
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