以前、「HSP(Highly Sensitive Person)」について書かせて頂きました。
HSPの人の適職は・・・あなただからこそ、輝ける場所がある。
HSP(Highly Sensitive Person) という言葉を頻繁に聞くようになりました。 やたらと、私はHSPです!という方も増えてきたように感じます。何を隠そう。。私もその一人。なんで、H ...
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5人に1人はHSPだそうですが、HSPは「気質」であって、病気ではありません。しかし、「障害」とされる場合もあるので、今回は「シゾイドパーソナリティ障害」についてシェアさせて頂きます。
シゾイドパーソナリティ障害とは
シゾイドとは、細長型の体型で、自閉的で、非社交的な性格の事を言います。また、敏感で神経質・・でありながら、従順で鈍感という矛盾した性格の持ち主の事をさします。対人関係における意欲や、社会に関する意欲がないタイプで、喜怒哀楽の表現が少なく、孤独が好きな人の事を言います。他人や、特に異性に対して興味を示さず、生涯独身でいることが多いそうです。
HSPは他人に共感しやすいタイプでしたので、その点で異なりますね。
精神分裂病の「病前性格」とも言える、1つの「性格」とも言えるそうです。
ゾイドパーソナリティ障害と言われるのは、本人に重大な苦痛をもたらしたり、日常生活に支障をきたすような考え方や対人関係が長期的に見られる場合に呼ばれる用語です。
シゾイドパーソナリティ障害の特徴は
シゾイドパーソナリティの人の特徴は、以下のようになるそうです。
- 人との深いかかわりを避ける
- 引きこもりがちだが、従順に人と調子を合わせる
- 人に流されて自分が失われるのでは?という不安感が強い
- 全能感があり、他人に対して支配的。自己中心的。
- 人とは表面的な付き合いしかしない
- 異性への興味がない
- 親密さを求めて近づくが、絶望して離れるを繰り返す。人との距離の取り方が苦手。
シゾイドパーソナリティの一番の特徴は、「分裂症」です。
人格を分裂させ、場面や相手に応じていろんな人格に変身します。昼は真面目なOLで、夜はキャバクラ店員・・のような感じで、役割をある意味分裂させていることって、ある意味今の時代は普通ですよね。
意外に当てはまることが多くてびっくりします。。。ある意味、私もシゾイドパーソナリティであると思います。「障害」とは言えないまでも。
シゾイドパーソナリティ障害の 診断
シゾイドパーソナリティ障害の検査方法については・・米国精神医学会が発行している「精神障害の診断と統計マニュアル(DSM-5)」による診断基準を用いて判別する方法が一般的です。
診断基準は以下の通りです
- 家族と親密な関係を築かない
- 孤立した行動が好き
- 性体験に興味を持とうとしない
- 喜びを感じる活動に興味を示さない
- 親しい友人や信頼できる友人を持とうとしない
- よそよそしく冷淡
以上が判断基準となります。
シゾイドパーソナリティ障害 治療
シゾイドパーソナリティ障害の治療法は、他のパーソナリティ障害と同様です。
カウンセリングなどの心理療法、場合によっては、集団療法がとられますが、よそよそしく、無関心であることから、他者との交流が必要ではない話題について話うこともあります。
必要があれば、抗うつ剤や、精神刺激薬、抗精神病薬を投与する薬物療法も併用されますが、精神療法や薬物療法についての情報はまだ十分ではないそうです。
シゾイドパーソナリティ障害の仕事は
シゾイドパーソナリティの人は、気分の起伏、ムラが少ないと言われています。なので、毎日同じ生活を続けられるのも一つの才能です。それにより、大きなことを成し遂げるパターンもあります。
例えば、煩悩にも左右されないので、コツコツと地道な仕事や研究をして大成する可能性も高いです。