HSPの人の適職は・・・あなただからこそ、輝ける場所がある。

HSP(Highly Sensitive Person) という言葉を頻繁に聞くようになりました。

やたらと、私はHSPです!という方も増えてきたように感じます。何を隠そう。。私もその一人。なんで、HSPと公言したくなるのか・・と言うと、とてつもなく安心するからです。今までの人生、なんか生きにくかった・・自分だけ、なんでこんなに考えすぎたり、飲み会や集まりに参加できなかったり、メンタルが弱いとか言われたり・・なんで自分はこうなんだろう・・と、何となく感じていたのです。

けれど、HSPです、と言われると、「どうりでね!」と納得し、それなら仕方ない、受け入れて生きて行こう、という感じで、開き直れるのです。

だから、私はHSPです!と公言する人の気持ちは、とてもよくわかります。

今回は、HSPと「仕事」についてシェアします。サラリーマン、フリーランスなどを経験して分かったことをシェアします。

結論から言うと、、HSPだからって、やりたいことを諦めないでください!!

まずは、簡単にHPSについてまとめますね。

HSPとは

HSPとは(Highly Sensitive Person)とは、人一倍繊細な人、という意味です。病名ではなく、たんなる「気質」です。一般に繊細・神経質・内向的と言われる人たちのことです。だいたい5人に1人の割合でHSPだそうです。

HSPとDOESについて

HSPは1996年に、アーロン博士という方が提唱したのですが、「DOES」という4つの特徴があるのだとか。

DDepth of processing)処理の深さ:興味のあることはとことん突き詰める、一を聞いて、十のことを想像できる、危険察知、うわべだけの言葉を見抜く、じっくり考えるため、行動までに時間がかかる

OOverstimulated)刺激を受けやすい:人混みが苦手、何気ない言葉にすぐ傷つく、人とコミュニケーションを取ると疲れる、芸術作品に感動しやすい

EEmotional reactivity and high Empathy)感情的反応性・高度な共感性:人の些細な仕草などに敏感、機嫌を察しやすい、傷ついている人や怒られているがいると、自分も同じように感じてしまう

SSensitivity to Subtle stimuli)些細な刺激に対する感受性:音が気になる、強い光が苦手、匂いに敏感

HPS診断

ざっと、ここまでで、私もHSPかも・・と思った人も多いかもしれません。気になる方は、簡単に診断することができますので、こちらのサイトでテストを受けてみてください。もちろん無料です。HSP診断テストサイト

ちなみに、私は90点で、中級HSPでした。

HSPの適職について、どうしても言いたいこと

さて、ここからHSPと「適職」について書いていきますが、その前に、どうしてもあなたに伝えたいことがあります。

それは、HSPだからという理由で、自分の可能性を狭めないでほしい ということ。

これから、HSPに向く仕事、向かない仕事を一応、挙げますが、そのことに振り回されないでください。

自分の可能性を限定してはいけない、という点を忘れずにご覧ください♪

HSPに向く仕事、向かない仕事

例えば、HSPに向かない仕事は、「ノルマが多かったり、機敏さが求められる仕事だったり、人と接することが多い仕事」と言われています。

逆に、向いている仕事は、共感力をいかして、カウンセラーなどの人を癒す仕事、整体や教師など。クリエイティブ、芸術的な仕事、人とあまりかかわらず、黙々とできる仕事。正確さが求められる技術系など。

・・・けど、これを真に受けるのはお勧めしません。これから、その理由をお話します。

向かない「仕事」なんてない。重視すべきは「職場の雰囲気」です

ここから、私の経験からお話させていただきます。

私はサラリーマンのころは、専門職と言われるような、正確性が求められて、黙々とできるような、HSPに向いていると言わる仕事をしていたこともあります。実際、今思うと、HSPだろうな~と思える人ばかりがいました。

けれど・・・「仕事」は向いていても、「職場」は別でした。上司はいつも怒鳴る。ミスを絶対するな!という雰囲気・・・「緊張感」が大の苦手な私にとって、その職場は息が詰まる場所でした。何かにつけて「飲み会」があり、上司にお酒を注がなければならない・・仕事内容は嫌いではないにせよ・・・職は好きだったけど、職場が最悪でした。

鬱状態になって異動。次は、今までよりは結構人と接することが多い仕事。

人と接するのは嫌だな・・と思っていました。現場だし、現場のオジサンたちの相手もしなければならない・・憂鬱で緊張していましたが、そこの「人たち」はとても良かった。私と上司だけの事務所だったのも良かったです。上司は温厚で、怒鳴るタイプではないし、飲み会も決まってないし、現場のおじさんも気さくな人ばかりで気を使わない。

そこは、仕事内容は全く興味がなかったのですが、「職場」は居心地がよかった

何が言いたいかというと、HSPにとって、「誰と働くか」「どんな人と働くか」というような、「職場」の方が、仕事内容よりも重要だという事です。

だから、やりたい仕事があったら、それは諦めないで、その上で、自分が居心地がいい職場でを探すのがベストです。

向いている仕事は考え方次第

もし、あなたがHSPで、「美容師」になりたいとします。美容師さんは時間に追われて、時間内に切らなければならないだろうし、毎日「接客」があります。そういう意味では向いていない

一方で、お客さんが「こうなりたい」という気持ちを察したり、相手の立場になって会話ができるのも、HSPの強み。そういう意味では向いている

営業職だって、相手の気持ちを察する力があれば、もしかしたら活躍できるかもしれませんよね。

結局、物事には陰陽の法則で、2面性があります。○○だから向ている、の裏には、●●だから向いていない、が同時に存在するのです。

ロンブーの田村 淳さんもHSP

ビックリしたのですが、ロンドンブーツというお笑いコンビの、田村 淳さんもHSPだそうです。

お笑い芸人なんて、どれだけたくさんの人と接するか・・一見、HSPには過酷な仕事のような気がします。だって、大きな音が出たり、ギラギラしたライトが照らされたスタジオで収録するわけですよね?会う人も色々な人だと思います。数字のプレッシャーもあるはず。何より、人とコミュニケーションをとるのが仕事です。少なくても、私には絶対できない仕事です。

けど、彼は第一線で活躍する芸能人ですよね。

勝手な想像ですが、彼は共感力が高いからこそ、出演者の気持ちがわかって、良いコメントを引き出したりできるのかもしれませんね。だから司会などもできるのかもしれません。

もし、彼が若いときにHSPとわかって、人と接したり、大勢の人の中に入るのは向いていないな・・と思っていたとしたら、今の彼は存在しないかもしれません。

ですので、HPSだから、こういう仕事はムリ、とは考えない方が良いですね!

まとめ

と、いうわけで、今回どうしても伝えたかったこと。

それは、HSPだから、この仕事は向いていない・・というように、簡単に諦めないでほしいという事。

あなたの可能性を、結果的に狭めてしまうかもしれません。

もし、やりたいことがあって、自分がHSPだから・・・と心配する気持ちもわかります。私もそうですので・・

私も人に教えるのが好きで、子供の気持ちに共感して、察するのが得意なので、教師という仕事は向いていると思います。

けど、だからと言って、大手学習塾で働いていたら・・・「生徒の成績や集客」のことばかり言われていたら、きっとダメでしょう。「学校」もルールばかりだし、みんな一緒、という雰囲気が合わず、鬱になっていたかもしれません。

私は、フリーランスで一人で子どもに接する、という「職場」が一番合っています。

「職」「やりたいこと」は諦めないでください。

働く環境は選べますので、あなたが居心地がいい環境で働いてくださいね

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