ブラック部活で自尊心がズタズタに・・けど失敗なんて、何もない。だから、心配することもない

生きていれば、心配したり、失敗を恐れることはあります。

私は、仕事でも子供と接しますし、2児の父でもあるので、「子育て」にはとても関心があります。

多くの人は、子育てを心配していることと思います。

もしあなたが子育て中なら、「テレビを見せすぎたらダメかしら」「ゲームばかりして、子供が心配」「勉強しないであそんでばかりいる、、心配」「身体が弱い、心配」

もしあなたが学生さんや社会人であっても、自分のこの先は心配が絶えませんよね。

何かしら心配を抱えていると思います。

「失敗」とは何か

「失敗」とは何でしょうか。

私が今思うことは

「失敗」とは、自分が決めることであって、他人が決めることではない

ということ。

親が、子供が「失敗」(例えば、大学に落ちるとか、就職できないなど)したらどうしよう・・そして、実際、例えば、大学入試で全部落ちたとします。ずっと教育熱心だった親からすれば、「失敗」かもしれません。

けど、それは、子供が決めること。本人が「失敗」と思わなければ、失敗ではないわけです。

例えば、予備校に行ったら、一生の友達に会えた。大学進学が自分の進むべき道ではないとわかった。となれば、子供にとっては「失敗」ではなくなるわけです。

あなたが親でないなら、他人に「失敗」だと言われることもあるでしょう。しかし、あなたが失敗だと思っていなければ、失敗ではありません。

人はみんな、自分の視点で他人の「失敗」を決めつけて、気を病んでいます。

結局、他人の失敗なんて、他人が決めることなのだから、心配するだけ、損です。

他人があなたを「失敗」と判断しても、それは「あなた」が決める事。

もっと明るいことを考えて生きて行きましょう。

部活で自尊心をズタズタにされた

私は、「部活動」が嫌いです。あの昭和型の根性主義、コーチのカナ切り声がトラウマです。こないだ息子の部活を見に行ったら、気持ち悪くなりました。

私はサッカーをやっていたのですが、自分で言うのもなんですが、センスはある方でした。けど、昔からメンタルは弱く、というより、HSP(ハイリ―・センシティブ・パーソン)なので、人一倍、繊細というか、感受性が強く、何か言われると、ひどく落ち込むタイプなのです。

それがコーチからするとイラっとしたのかわかりませんが、「お前は心が弱い」だの、「プレッシャーに弱い」だの、「お前が目立たない方がチームは上手く行く」だの、、かなりのお言葉を毎回頂いていたわけです。「声をだせ」は何回言われたかわかりません。大きい声なんて、そんな簡単に出せない、という話です。けど、サッカーはそれなりにうまかったので、レギュラーにはなれたのです。

そんなことばかり言われたわけで、自尊心は傷つき、自己肯定感がとても低い人間になっていきました

受験でも、あとちょっとのところで、「結局自分にはムリなんだろうな」と思ってしまったり、それは就職まで続きました。

「何かのせいにする」のは情けないですし、そんな生き方はしたくないのですが、今冷静に振り返ってみると、「部活」が私に与えたネガティブ影響は、計り知れないと思います。

今なら、感謝できる。失敗を転嫁できる

けど、今は少し考えも変わってきました。

「どうせ自分なんか」と思っていた私は、高校入試も失敗しました。田舎で高校に落ちるというのは、かなりのレアパターンです。

サッカーは、する気も起きず、帰宅部になることに決めました。高校に落ちたのがショックだったので、ちょっとは勉強しようという気にもなれたのです。

大人になり、サッカー部の仲間に再会しました。みんな、好きな仕事をしているようには見えませんでした。それなりに強豪だったので、サッカー推薦で高校に行っている人もいました。その後の事を聞くと、高校でも、サッカーばっかりで、遊びたくなって、結局サッカーも途中で止めた。目標が持てなくなって、パチスロにハマったり、色々あったよ。今は働いているけど、毎日やりたくない仕事でクタクタ・・とのこと。

サッカー部のエースだった人でさえ、そんな感じでした。

自分は、高校からサッカーとは無縁の人生を歩んで、結果、自分の好きな道に進むことができた。高校進学がターニングポイントだったような気がします。

そう考えると、コーチのおかげで、サッカーを止めようと思えたんだ。とも思えるようになったわけです。それに、今は子供に接している仕事ですが、「子供の自尊心を損なうことは絶対やめよう」という気持ちにもなっています。

そう考えれば、感謝できるな・・とも思うようになりました。

子供を心配し過ぎることが愛なのか

自分が親だったら、子供が叱られまくって、自尊心を傷つけられたら、「心配」するかもしれません。けど、その経験がどこでプラスになるかもわからないかもしれません。

「あのコーチはダメだ!」といって、優しいコーチばかりをあてがっていたら、「人に厳しいことを言われて嫌な気持ちになる」という経験ができなくなってしまうかもしれません。

「ゲームはダメだ!」といってゲームを奪ってばかりいたら、反動で大人になってからゲームばかりやる子供になるかもしれません。

もちろん、場合によりますし、どう考えてもおかしい、という時は話が違います。

けど、「この経験も、必要だから起こっているのかな」くらいの余裕があったほうが、親としても気が楽ですよね。

松下幸之助さんの成功の理由

このブログでも何度も書いてますが、こういうことを考えていると松下幸之助さんを思い出してしまいます。

自分が成功したのは、貧乏だった、身体が病弱だった、学歴が無かった のが理由だ。 といっていますよね。

親だったら、全部「心配」ですよね。

お金がないから、良い生活をさせてあげられない・・病気だから心配・・勉強ができないのは大丈夫かしら・・

けど、松下幸之助さんは、貧乏だからお金の大切さを知ったし、病弱だから人の力を借りれたし、学歴が無いから人の話をよく聞けたんですと言っていました。

人間、考え方で、失敗が成功の原因になるわけですね。

だとすれば、子供にできることは、心配して環境を変えることではなく、どんな環境でも、プラスにかえる気持ちの持ち方を教える方が、断然マシ!!と思ったりします。

もし、あなたが学生だったり社会人だった場合、今、とても苦しいかもしれません。目の前にとんでもなく嫌な奴がいるかもしれません。

けど、その経験が、あとで「感謝」できる、ターニングポイントかもしれません。

今が苦しくても、きっと、良いことが待っています。どうしてもいやだったら、逃げてください。

逃げることで、本当に行くべき道に行けるかもしれませんから・・

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