最近、世の中が暗くなっています。ニュースを見ていても、暗くなるものばかり・・
そして、他人攻撃、批判を言う人が多くなっています。
こんな時こそ、心穏やかに生活するために・・・・ほっこりする言葉が欲しくなりますよね。
今回は、前に読んで感動した「命の授業」という本から、ホッとする言葉をご紹介します。
もくじ
命の授業とは
「命の授業」というのは、腰塚勇人さんという方が書いた本です。
ゴルゴ松本さんの命の授業も有名ですが、それとは別です。
腰塚さんは、学校の先生。私たちのように当たり前の生活をしていた先生ですが、ある日、その「当たり前」が音を立てて崩れ落ちることとなります。
スキーの上級者だった腰塚さん。その日はスキーの資格試験の練習をしていたそうです。
スキー中、まさかの転倒。そして、首の骨を折り、首から下が全く動かなくなったそうです。
絶望の淵に立たされた腰塚さんは、自殺未遂までしたそうです。しかし、奇跡的な回復をした過程が書かれた本です。
絶望的な状態から奇跡的な回復を見せた秘密は
首から下が動かない状態だった腰塚さんですが、見事に復活を遂げ、今では普通に生活できるまで回復したそうです。
その奇跡的な回復をもたらせたのは、何だと思いますか??
それは、「笑顔」と「感謝」。そして、「周りの人々の幸せを願う」ことだそうです。
これって、今の日本で一番必要なことだと思います。
自粛続きで暗い中、笑顔が少なくなっていますよね。批判ばかりで、感謝を忘れているかもしれません。
そして、自分の安心、安全ばかり考えて、他人の幸せまで考える余裕もなくしている方も少なくないかもしれません。
あなたも、周りも幸せになる、5つの誓い
壮絶な入院生活の中、腰塚先生が痛感したのは、いかに周りの人に支えられ、生かされていることだったそうです。
そして、次の5つのことを誓ったそうです。
口は人を励ます言葉や
感謝の言葉を言うために使おう。耳は人の言葉を最後まで
聴いてあげるために使おう。目は人のよいところを
見るために使おう。手足は人を助けるために
使おう。心は人の痛みがわかるために
使おう。「命の授業/ダイヤモンド社」より
すごくホッコリする言葉ではないでしょうか??
私は、この本をかなり前に読んだのですが、何故か、ふと思い出しました。
おそらく、今のこの時期に、必要な言葉なのではないかと思ってなりません・・日本が危機の時、多くの人の意識の変化が求められているのではないかと思います。
この5つの誓い、心にとどめたいですね。
謎の呪文を唱えると幸せになる・・など、たくさんありますが、本当に幸せになるのはこういう言葉ではないかなぁと思います。
事故のケガが何故か治らない人、治る人
あまり書くと本の内容のネタバレになるので控えますが、面白いとおもったエピソードがあったので追記させていただきます。
腰塚さんがお医者さんから聞いた話だそうですが、事故でケガをして、なぜかすぐ治る人と、治るのが遅い人がいるそうです。
どちらも、ある共通点があるそうです。
ケガが治らない人は・・・事故をいつまでも他人のせいにする人だそうです。あいつのせいで事故にあった。といって、怒っている人は、治るのが遅い。
反対に、すぐ治る人は、事故から何かを学び、感謝できる人だそうです。
目の前に起きることは、自分の内面が引き起こしている、ということを思い出させる言葉でした。
車でぶつけてしまった・・そんな時、相手を非難して怒りをぶつけるのは簡単です。けど、「なぜこの事故が起きたか」と考えるのが大切なんですね。普段、急いでばかりでカリカリしてたなぁ・・そのことを気づかせてくれたんだ・・というように、気づきになることもありますよね。
どんな本嫌いの子供でも読める、そして、感動する
私は、この本を老若男女問わずお勧めしますが、一番にお勧めしたいのは小・中学生です。私は塾経営をしているので、中学生みんなに勧めている本です。
なぜなら、とにかく薄い本なので、とても読みやすい。内容ももちろん素晴らしく、生きること、命の大切さがよくわかるからです。
私は、普段一冊も本を読まない中学生にこの本を渡しました。「すぐ読める本だから、読書感想文で迷ってたら、この本にするといいよ」という感じで渡したのです。
さすがにすぐ読めたようで、あまり感情を表にださない中学生でしたが、「感動しました」と感化された様子でした。
その結果、、なんと、感想文で銀賞をとりました。
もし、お子さんが本嫌いで、読書感想文が苦痛でしょうがない。本を読みたくない・・ということでしたら、この本をお勧めします。「これだったら、写真も多いし、字が大きくて少ないから、読んでみたら?」とお勧めしてみてはいかがでしょう。
とはいえ、今このご時世・・・大人にこそ読んでほしい!
そして、5つの誓い、私たちも胸に誓って、この時代を乗り切りましょう!!