得意がなにもない子供が心配。けど、以外に成功予備軍かも

子供には色々な子供がいますよね。

勉強が得意、絵が得意、運動が得意、音楽が得意。英語が得意。それぞれ得意分野があると思います。けれど、「自分は何のとりえもないんです」という子供は、結構多いと思います。

特に、子供はスポーツと勉強でほとんど学校内でのポジションが決まってしまいます。なので、スポーツ、勉強ができない=のび太君状態、という事になってしまいます。

これを読んでいる親御様たちの中にも、「うちの子は何も取柄が無くて・・・」というお母さん、お父さんも多いことと思います。

けど、そこまで悲観する話ではないと思います。

学校で測られるもの

こちらの絵を見てください。デスクに座っているのが先生です。英語を日本語に訳すと、以下の通りです。

「平等な選別のために、みんなが同じ試験を受けてもらいます。:あの木を登ってください」

まさに、同じようなことが起こっているのが、私たちの義務教育です。「みんな天才」というのは本当です。しかし、魚は水の中だから力を発揮できるのです。像さんも、木登りはできなくても、他のところで得意分野があるはずです。

5科目だけで判断される教育で、そこから外れた子供は「勉強ができない」とレッテルを貼られてしまいます。人と話すのが得意だったり、人を癒すのが得意だったりする人もいますよね。けど、それは5科目では測れませんよね。

スネ夫タイプ&ジャイアンタイプ、出木杉タイプ、そして「のび太」

さて、子供のタイプを乱暴ですが2通りに分けると、「スネ夫&ジャイアン」と「出木杉君」だと思います。

かなり無理やりですが。

「スネ夫とジャイアン」は、何かを持っている (お金や物質、身体的な力)ことで力を持っている。学校でいえば、スポーツが得意だったり、お金持ちだったりするタイプです。

「出木杉君は」勉強を一生懸命頑張って成績優秀。勉強という「行動」で力を持っているタイプ。

「のび太君」は、その2つがない・・・けど、優しさは持っている。

have, do, be

つまり、どういうことか・・・というと。人間の価値をどこに置くかです。

スネ夫とジャイアンは、持っているモノで自分の価値を支えているタイプです。大人でも同じですよね。お金をたくさん持っているからエライ。体力があるからエライ。そういう価値観はあると思います。(Have)

出木杉君は、やっていること、達成したことで自分の価値を確認するタイプ。勉強を頑張って一番になったという事で自分の価値を見出す価値観です。大人で言えば、仕事でどれだけ成果を上げたか、履歴書の経歴がどれだけ凄いか、学歴がどれだけ凄いか、受賞歴など、で価値を見出すタイプです。(Do)

最後は、のび太君のように、優しさ、人間的な「在り方」に価値を見出すタイプ(Be)

have, do, be どれにあなたは自分の価値観を置きますか?

○○のエリートを目指す方法もある

もう一度、子供に話を戻すと、持っているモノや達成したことだけが人間の価値ではない、という事を教えることもできると思います。

スピ的な話になってしまいますが、競争ばかりに焦点を合わせると、人間はどんどん「分離」してしまいます。これからは分離ではなく、統合、ワンネスの時代に向かっています。2000年くらいまでは、HaveとDo がもてはやされていました。

戦前戦後は「家柄」の時代。戦後は「学歴」の時代。これから令和の時代は「心の時代」がくると言われています。

まさに、Have→Do→Be へと、時代は変わってきています。AI(人工知能)によって、古い仕事はどんどんなくなります。残る仕事は・・カウンセラー、教師、ホスピタリティ、などの、人にしかできない温かみが必要な仕事ばかりです。

精神の進化が収入と比例する時代に入っていきます。

もし、あなたが、あなたの子供が、「のび太君」状態であれば、悲観する必要はありません。これからは学歴のエリートではなく、「心のエリート」を目指しましょう。

優しさ、思いやり、感謝、愛。そのような分野でのエリートを目指すことが、むしろこれからの時代に求められると思います。

だから、のび太君も悪くないですよね。

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