「人生の方程式」をご存知でしょうか。
人生や、仕事で結果を出す人には共通点があります。それを式にしたのが、「人生の方程式」です。
京セラ・KDDIの創設者であり、JAL再建の立役者となった「稲盛和夫」さんが言っていた話です。
仕事で結果がでない・・なんか人生がうまくいかない・・そういう方は、この方程式を意識するだけで、目の前の現象、出会う人、出来事が変わってくるかもしれません。
稲盛和夫さんのいう「人生の方程式」とは
人生の方程式、それを式にすると
人生の方程式
仕事・人生の結果 = 能力 × 熱意 × 考え方
式を簡単に説明すると、
「能力」
これは、才能や肉体の健康です。ある程度、生まれつきのものなので、変えようがないとも言えます。
ここに入る数字は、1~100です。
「熱意」
次に、「熱意」
これは、「どうしてもこうありたい!!」という気持ちです。「努力」とも言えます。これは、自分の心の持ちようで変えることができます。
ここに入る数字も、1~100です。
ここまでで、例えば「イチロー選手」を例に考えてみましょう。
イチロー選手は、間違いなく野球の「才能」があると思います。私は野球に詳しくないので、イチロー選手の才能がどれほどかはわかりませんが・・・あれだけの活躍をしていたので、素人目線で、才能「90」としておきます。
さて、この方程式のミソは、「掛け算」であるという事。
仮に、イチロー選手が、野球に対して「熱意」がない、努力もしないとします。「能力90」でも、「熱意が0」だったら・・・90×0=「0」です。イチロー選手でさえ、凡人で終わるわけです。例えば、イチロー選手が、「熱意50」くらいで、ふつ~に練習したとして、、90×50=「450」です。
逆に、才能が普通の「才能50」くらいの少年が、「絶対プロになる!!」という「90の熱意」で野球に取り組んだら、普通に練習したイチロー選手と同じ、「450」に到達できるというわけです。
しかし・・
人生はこんなに単純ではありません・・・これに、「考え方」が加わります。
「考え方」
考え方というのは、人生に対する心構えです。これがとても大切だそうです。
どのくらい大切かというと・・・ここに入る数字は
ー100~+100
なんと、「マイナス」があるのです。中学の数学をやっている人なら、この意味が分かると思います。
つまり、才能がある、そして、熱意があり、努力もある。100×100で10000点の人でも・・・「考え方」がめちゃくちゃだと、-100を掛けることになります。
10000×-100=-1000000
とんでもないマイナスの人生になる、というわけです。
逆に、考え方さえしっかりしていれば、才能も、努力もカバーできるという事にもなります。
結局、「考え方」「人生に対する心構え」が、鬼のように大切だという事がわかりますね。
マイナス人生になる・・人生を終わらせる考え方とは
では、「考え方」の大切さを分かった上で・・
実際、ダメな考え方とは一体何か?という話になります。今回は、伝説とも言える稀代の思想家、中村天風さんの考えを参考にさせていただきます。
ダメな考え方というのを、中村天風さんは、「消極的感情」と言っています。それは、以下の10個です。
①怒る ②恐れる ③悲しむ ④憎む ⑤嫉妬する ⑥恨む ⑦悩む ⑧苦労する ⑨煩悶する ⑩迷う
これらが自分の心の中にないか・・常に自分を内観し、チェックしてみるのも良いかと思います。
プラス人生になる・・人生を輝かせる考え方とは
では、逆に、積極的な感情とは何か・・
多くの人が考えてしまうのが、例えば、「悩み」という感情が生まれた・・そんなとき、「これではいけない!ポジティブに!頑張っていこう!」「ポジティブ!口角を上げて!!」
・・・というやつです。
中村天風さんは、消極的な感情に負けないようにする気持ちを「相対的積極」と言っています。
これは、とにかく疲れますし、常に気を張っていなければなりません。こういうことを言って、「頑張れ」「頑張れ」という人、いますよね。私はあまり近づきたくありません。
では、絶対積極とは何か?というと
心がその対象なり相手というものに、けっしてとらわれていない状態
いわば、「無」の境地です。いかなる時も、平穏な気持ちでいることです。
最近、「反応しない練習」なんて言う本が売れていますが、それに近いのかもしれません。
何事もそうですよね。相手に勝とうとする競争の時代はもう終わったと言われています。これからの調和の時代。心を常に穏やかに、平穏にできるかどうかが大切になるでしょう。
あなたの人生が、100万満点になりますように。
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