子どもが勉強しない・・・自分から勉強する子供の親の共通点

2020年、学校が一斉休校になりました。新型ウイルスにより、会社もテレワークになったり、休みになっている人もいると思います。もちろん、経済的な損失で生活がままならない方もいると思います。ですので、仕事についてお休みになってよかったなどとは言えません。

学校が休みになって、受験を目の前に控えている方にとっては大変な思いをされていると思います。

いろいろな立場の方がいるので、軽々しく言えないことがあるのはわかります。

ただ、私は教育界に身を置くものとして、思うことがあるので、1つの考え方として、書かせて頂きます。

一斉休校になって思う事

日本人は、働きすぎです。そして、日本人の子供は、勉強させられ過ぎです。

働き方については、別の機会に書きます。

今回は、子供の勉強についてです。2020年、政府は全国の学校を一斉に休校にするように要請しました。いろいろな意見があると思います。

私は、少し勉強の競争、受験戦争を休んで、ゆっくりしなよ、、という天の計らいのような気がしてなりません。

「いやいや、いつも、そんなに勉強してませんよ」という方もいるかもしれません。勉強はしていなくても、「受験」「テスト」・・そのために、勉強しなさい!と言われ続けている子供がいるのは間違いではないのではないでしょうか。

そのようなプレッシャーから、1か月でいいから逃れていいんだよ。という時間なのではないでしょうか?

日本の大人は勉強しない

勉強から逃れていい、というのには理由があります。

日本人は大人になると、本当に勉強しません。会社でも、ほとんどのサラリーマンは勉強していないと思います。出世する人は学んでいると思いますが・・大抵の人が、学びに投資するなんて、信じられない・・そんなことにお金を出すくらいなら、飲んでストレス発散したり、海外旅行に行った方が良いと思うでしょう。

25歳以上で大学に行く人は、日本は2012年の時点で1.9%・・・お隣の韓国は17.3%。1位のアイスランドは32%です。(「大学型高等教育機関」)

日本人の大人が大学で学ぶ割合は、先進国では最低水準です。その結果、日本の経済の成長率も先進国の中でも最低ですし、仕事の生産性の低さは広く知られているところです。

なんでこうなっていると思いますか??

私が思うに、若いときに、無理やり勉強させられているからだと思います。勉強=辛くて嫌なモノという洗脳がされているのです。

子供がYoutube ばかり見て勉強しない?

大人は、「子供がyoutubeばかり見て勉強しなくて・・」「学校が休みになったら、一日中youtubeばかり見てダラダラ過ごして・・」って言いだします。

大人の方も、仕事がもし明日から休みになったら、ダラダラyoutubeを見るのではないでしょうか?

子供は親の背中を見て育ちます。「大人だからいいんだよ」などという人もいますが、大人だからこそ、学ばなければ危険です。特に、会社に就職していれば安心、という時代ではない今の時代、個人の力をつけることが生死にかかわることになる時代ですよね。子供より、大人の方が学ぶ必要があります。

子供には私のようになってほしくない

「仕事で英語が必要ですが、英語をやっていなかったので、全く話せません。子供にはこんな思いをさせたくないので、英語を勉強してほしいんです」

これは、保護者の方からよく聞く言葉です。「仕事で英語が必要」ならば、今から英語を学べばいいのでは?と私は言います。大人から外国語をマスターするのは可能です。日本語をペラペラ話す外国人の多くは、大学卒業後に日本に来て日本語を勉強している方ばかりです。

要は、「私はもう勉強したくないので、子供には頑張ってほしい」というのが心の中の本音だと思います。

子供からしたら、ママができないからって、私におしつけられても・・・と潜在意識で思っているはずです。子供は、大人の心の機微を感じ取っています。

ちょっと休んで、人生について考えよう

伝わっていれば幸いです。つまり、無理やり勉強をさせられているために、大人になってから勉強なんてまっぴらだと思ってしまう。それが一番問題ですし、経済的な損失も大きいという事です。

なので、競争、受験戦争から少し休戦モードに入って、休むのも大切な時間だと思います。

「それじゃぁ本当に何も勉強しなくなります!」と心配する方も多いと思います。そういう方は、一度、その心配、恐れ、恐怖を捨てるのも修行かもしれません。勉強してほしい!というのは、親のエゴの可能性もあります。勉強してくれたら、枠から外れず、レールから外れず、自分が望むような無難な人生を送ってくれる、という親の勝手なエゴです。

勉強しなくても、大丈夫と信頼してみるのはどうでしょうか。この子は大丈夫、と思うと、現象が動き出すかもしれません。「勉強しなければ人生が終わる」という固定観念、常識に親が囚われているうちは、現象は変わりません。子供はイヤイヤ勉強して、塾に大金を払って・・けど成績も大して上がらないでしょう。いろいろな子供を見ているので、わかります。

そういう常識を捨てると、別の宇宙軸に移動できます。こんな話は塾ではできませんし、したらイカレテル塾と言われるでしょう・・どの塾も言いません。なぜなら、たくさん生徒を集めて、真面目に勉強させるのが塾の仕事だからです。本当のことは言えません。

子どもの使命はなんでしょう

YouTubeを見せるのが嫌なら、ドキュメンタリ―番組を一緒に見たり、感動する映画を見たりするのはどうでしょうか。

心が動かない子供は成績が絶対上がりません。どこか冷めている子供も、成績が上がりません。「感動」することができる子供は成績が上がります。感受性は大事です。

映画を見て、涙を流すのも、活力になります。いろいろな偉人の話を読んだり、映画を見て、自分の道のヒントになるかもしれません。ゲームが好きでずっとやっているなら、それも才能です。ずっと画面を見ていられるのは、IT関係の仕事をする人たちの特性です。

そして、自分がなぜ生まれてきたのか、何をしに来たのか、自分の使命は何なのか?そのような話をしてみるのもいいと思います。

どの子供も、得意な分野は必ずあります。その分野を見つけるには、自分がどうやって命を使うのか。使命は何か、のような、哲学的な問いを子供にするのも大事になります。学校の勉強のように、答えがある問題ばかりを与えない方が、いいかもしれませんね。

子供の特性を知るヒント:一番簡単なのは誕生日診断です。誕生日だけですが、かなりの的中率です。動物占い、なんて昔は流行りましたが、今は個性心理学という1つの学問になっていて、分類も60を超えます。

補足:有料ですが、NE運命解析学というサイトで自分(子供)の運命、魂の目的も知ることができます。ホームページはこちら

大人も、勉強しよう

本がたくさんある家の子供は、本を読む、と言われています。本があるだけで良いそうです。

子どもは親の背中を見て育ちます。大人が学ぶ姿勢を見せなければ、子供は学びません。だから、今、大人も学びを始めましょう。

学べば人生は好転します。自己啓発、ビジネスのスキル、いろいろな学びがあると思います。本を読むだけでも違います。消費ではなく、自己投資に回しましょう。

子供が勉強しない・・と悩むのではなく、自分が学ばないことに危機感を持ちましょう。

人は自分の問題を他人に転嫁しがちです。あなたの目の前の問題は、自分自身の問題なのです。他人との問題は、自分自身との問題です。

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