こんにちは。
今回も「子育て」がテーマです。
育児ノイローゼ、子育てがつらい・・イライラする。誰も助けてくれない。誰かに頼ったら、楽をするなと言われてしまう・・
外国の富裕層は、専業主婦なのにメイドをやとって楽をしてますよね。もし日本の普通の主婦がそんなことをしたら、「まったくあの嫁は~仕事もしないのに家事もしないで~!」なんて言われてしまうのは目に見えています。
日本という社会はとにかく楽をするひとにキビシイ。農民社会というか・・エクセルでデータを作る若手社員に、年配社員が「楽をするな!」と叱ったのは有名な笑い話ですよね。
そんな風土ですので、女は子育てが仕事だ!楽をするな!一人で何とかしろ!人に甘えるな!男は外で仕事してるんだから、家事と子育てくらいやったらどうだ!と言われる(言われると思いこんでいる)お母さん、多いのではないでしょうか?
そんなのカンケーねー!!(古い?)と思える情報をシェアさせていただきます!
もくじ
もともと和を大事にしていた日本人
日本人というのは、どちらかというと「和」を大切にします。欧米は反対に「個人」を大切にしますよね。
子育ても、昔の日本人は村単位で子どもを見ていたそうです。子育ての経験があるご近所さんが「わたしが!わたしが!」と子育てを手伝ってくれたそうです。心強いですよね~新入社員のようなお父さんお母さんにとって。
つまり、経験のある人と初めての子育ての人が合同でやるのが子育てだったわけです。
とことが、ところが、時代が変わり・・今は「核家族化」が進んでいます。「核家族」というのは、親と子だけの家族です。おじいちゃん、おばあちゃんがいない家族ですね。家賃、住宅ローンに追われ、お父さんは家にいる暇もなく働くようになりました。
残ったのはお母さんが一人。
今までは、経験のあるベテラン数人と、新人2人で回していた「子育て」というプロジェクト。それが急に新人1人でやりなさい!と言われれるわけですから・・
とんでもないスーパーブラック企業!!と言えるわけです。子育て勤務のシフト表を見ると24時間勤務。休日なし。代わりの社員はいません。たま~にお父さんというアルバイトが手伝いをしてくれます。・・そんな職場です。
そんな超絶ブラック企業にいるという認識をしてください。
つらいときは「つらい!」と叫んで、助けを求めよう
こんな状態なので、とても良く頑張っているんです。日本中探しても、ここまでキビシイ条件で働く人はいないと思います。ホントに頑張っているんです。
迷わず、近くの役所に電話していいんです。「とにかく子育てが大変なんです。助けてください。」と言ってください。子育て支援センターなどに転送してくれます。「そんなことで電話するな!」なんて言われないですし、もし言われたら大問題です。いま旦那さんが手伝ってくれたり、親が手伝ってくれる・・という人も、十分ではないはずです。遠慮しないで連絡してください。
今の状態で「頑張りすぎ」ということを忘れないでください。
ちなみに、某市の「子育てセンター」では、このような時に連絡してね!と書いてます↓
- 残業で、保育園や学童保育などの送り迎えができない
- 保育園や学童保育の終了後に子どもを預かってほしい
- 講習会などに、子どもを連れて行けない
- 時にはリフレッシュしたい
- 歯医者に通院したい
- 地域活動や授業参観に参加したいけれど、小さい子を連れて行けない
- 趣味の活動や教室に出かけたい
どうでしょう。リフレッシュしたい、趣味の活動をしたい、という項目なんて、ハードルが低いですよね。くれぐれも遠慮しないで「助けてー!」と叫びましょう。
鬱(うつ)になっているわけでもないし・・という方へ
ノイローゼやウツ状態にはなってないんですけど・・助けてなんて言っていいんですか?という方。
冒頭に書いた通り、日本人は根性、がんばる!が大好きです。頑張る教という宗教みたいなものです。
ノイローゼやウツになってからでないと「つらい」と言えないというのはおかしいんです。「つらい」と言えないのが一番ツライ。旦那に言ったら「仕事してるのは俺だ」義理の母にも言いにくい・・「空気」がありますよね。だからこそ、「つらい」と叫んでください。
あかちゃんが泣く理由
私の子供はとにかく夜泣きが凄かったです。夜中2時間おきに起こされたのも今となっては良い?思い出ですが・・
私がいるところは田舎なので、「昔は乳母車に乗せた赤ん坊を畑において、泣かせておいたさ~」的なことをよく聞きます。
そんなん虐待じゃ・・って思ってしまいますが・・けど、赤ちゃんって、「泣く」ことでしか自分を表現できないそうです。泣くことで「お話」しているとも言えますよね。そう考えると少し感じ方も変わる気がします。
もう一つ、赤ちゃんは運動のために泣く・・ということもあります。よく泣く子はよく動く子になります。(うちの子がそうです)
SNSのキラキラ情報に惑わされないでください
最後に、フェイスブックやアメブロなど、キラキラした情報を流す人っていますよね?
育児を楽しんで!愛情を注いで、自分もおしゃれして、ぜいたくにランチして・・はっきり言って、それらのキラキラ子育て情報は、一部のお金持ち主婦、芸能人とかがいいところだけのせているだけです。
子育て本も要注意。それができたら苦労しないよ。という情報ばかりです。しかも、そういう子育て情報って、毎年コロコロ変わりませんか?小学生になっても、よくある本のタイトルは、「子供は褒めて伸びる」「ほめない子育て」・・どっちなの!?って話です。
マスコミも、スーパー主婦みたいな特集ばかり。主婦は家事ができて当たり前、みたいな情報を流しています。そのせいで、主婦は家事ができて当たり前、と洗脳されます。家事だって得意不得意があって当たり前。できなくたっていいんです。苦手だったら人に頼りましょう。
そのような情報にまどわされて、「こんな苦労している私って・・ランチにもいけない、おしゃれもできない私って・・子どもにイライラしている私って・・人に頼るなんて甘えなのかな・・」と思わないでくださいね。無理に楽しもう!とか頑張らないことだと思います。自分を責めないでください。何より大事なのは、お母さんが少しでも楽になって、ハッピーになること。それが最高の子育てだと思います。
「あなたの存在はそもそも素晴らしい」こどもはそんなあなたを選んで生まれてきた。そして、「もう無理!助けてー!」と遠慮なく叫ぶ。誰かに頼る。そのことを忘れないでください。