人って、なんで生まれてきたのだろう・・・と思う時ってありますよね。
私もあります。私なりに得た答えは、
①魂を成長しに来ている。②カルマを消しに来ている。
このどちらかでは?と思います。地球自体が、牢獄で、肉体は魂を閉じこめている拘束衣とまで言う人もいます。私たちは未熟な魂なので、いろいろな体験をして学び、魂を磨き、何度も転生しながらカルマを消していく、という考え方は、古今東西共通している話だそうです。
と、ふと思うのが、いわゆる「スピ系」というモノ。私もスピ系に分類される人間かと思いますが、スピ系も間違うと魂磨きの邪魔になる!?と思うことも。
こんなスピ系は疑問
よくあるスピ系の話で・・・
毎日の嫌なことは見ないで、良いことだけ、ポジティブな方を見ましょう!とか、過去の嫌なことは忘れて、未来だけを見ましょう!なんて言うこと、ありますよね。
けど、これって、その人の人間性・魂は深まるのかな?と疑問に思いませんか?
あの人に嫌なことを言われた。こんな困ったことがあった。それを、「見ないように」「無視」する・・
そうすると、イヤなこと、困ったことからのメッセージに気づかなくなります。
嫌なこと、困ったことのメッセージ
嫌なこと、困ったことが起こったとき、「そのことは見ない!考えない!」とやってしまうと、ずっとふわふわしたスピ系になってしまいます。
実は、鏡の法則というものがあって、自分が出している波動は、必ず自分に返ってきます。
例えば、他人に怒られた!とします。そうすると、自分もいつも何かに怒っていたり、自分に対して怒っていたり・・という事が現実化した可能性があります。怒られたら、それを無視したり、感情的になるのではなく、「自分は怒りの周波数を出していなかったかな?」と自分を振り返るのが大切です。おきた出来事には必ずメッセージがあります。それは、私たちをもっと成長させてくれるメッセージだったりもします。
私も、仕事でお客さんにスゴイ勢いでクレームを受けたことがあります。その現実を無視して、良いことだけ考えよう~とやっていたら、それだけになってしまいます。「なぜこのようなクレームが起きたのか?」このメッセージは??と考えると、「利益に走って、目の前のお客を大切にしていなかった」という自分に気づかせられました。「このことを気づかせてくれたんだ」と思うと、クレームをしてきた人にも、「気づかせてくれてありがとう」という気持ちが出てきます。
病気もそうですよね。何か病気をしたとき、「このサインは?」と考えると、生活も変わってきます。聞いた話によると、事故でケガをした患者さんのなかにも、ある考え方で治りが早い患者と、遅い患者にわかれるのだそうです。
治りが遅いのは、事故を相手のせいにして、悪口を言い続ける人。早い人は、事故を自分の気づきと警告と捉え、「自分がどういう波動を出していたか?」と意識する人だそうです。
過去の嫌なことも、今の自分を輝かせる
同じように、過去のトラウマ、イヤなこと、思い出したくないこと。。。ありますよね。
それに蓋をしていると、ずっとその蓋の隙間から毒が出てきて、あなたを苦しめます。
イジメられた・・友達がいなかった・・お金で苦労した・・親から暴力を受けた・・仕事でうまくいかなかった・・
人それぞれ、過去にいろんな嫌な思い出があります。ない人の方が珍しいですよね。それを忘れ、見ないようにして、ポジティブなことだけ考えましょう!とやっていると、ふわふわしたスピ系になってしまうと思います。そこを無視せず、過去の自分に寄り添うことが大切です。
「大変だったね、よく頑張ったね」というように。
私の知り合いは、過去にいじめられた経験があるため、「教育を変えたい!」と一生懸命です。過去のいやなことにも、どこかに感謝ポイントがあります。あの経験があったから・・と思えれば、人間が深まるのではないでしょうか。