過去のトラウマに支配されないために

自分の過去に嘆くことってありますよね。昔よかったな~と思うこともあります。

あの人が忘れられない・・とか。ありますよね。

過去のトラウマも誰もが持っています。もし、何も失敗やトラウマが無いのだとしたら、気づいていないか、何も挑戦してこなかったかのいづれかです。人間普通に生きていれば、何も挑戦しないという事はないので、もし何も過去に傷が無い、という方は、蓋をして見えなくしている可能性もあります。

私は蓋を閉めて見えないようにしていたタイプでした。都会にいる時は幼い時とは環境が違うので、過去の嫌な思いでは見えなかったのです。

けど…田舎に帰ってからです。小学、中学の嫌な思い出が湧いてくる湧いてくる。

息子の入学式で、中学で嫌がらせをされた奴の子が息子と同級生、とか。実家に行けば嫌でも思い出される記憶というものがあります。過去で悩むことなんてなかったのに、田舎に帰ったら、自分はトラウマだらけだと気付くことに(笑)

私だけではないと思うんです。最近、あるきっかけがあって、ぶわ~っと嫌な過去が溢れてきて、ちょっと辛かったので、今回は「過去」についてです。

過去は幻想

成功者は過去を気にしない、とはよく言います。過去はかなりいい加減だという人もいます。例えば、20年ぶりに中学の同窓会に参加したとします。ホントは生徒会にも入ってない人が、「おれ、生徒会長だったよな~」などと言うと、「へ~そうだっけ~」のようなことがあるのはよくあることです。

意外に他人の事なんて、覚えていないものです。そのくらい、過去というのは曖昧です。それは、単なる「記憶」とも言えます。記憶なんて、とても曖昧ですよね。

過去は、たんなる「記憶」に過ぎないのです。なので、過去に縛られる必要はありません。

終わったことを考えても、意味はないですよね。過去を振り返らず、未来に光を当てましょう。

インナーチャイルドを癒す

過去を捨てきれない場合、自分の過去を癒す、という方法もあります。心理療法では「インナーチャイルド」と呼ばれる手法です。

インナーチャイルドとは、自分の心の中にいる、小さな頃の自分。傷ついて、膝を抱えている小さな頃の自分です。

私は最近、過去の事でモヤモヤしていたので、過去に戻って、辛かったことを思い出そうとしていました。時には紙に書きだします。怒られてばかりでいやだった、いい子にしようとしなければならないのが嫌だった・・馬鹿にされた、イジメられた。たくさんあります。

人によっては、泣けてくる人もいると思います。そのくらい、すべてインナーチャイルドを出し切りましょう。

すると、膝を抱えてしゃがんでいる、小さいころの自分が見えてくると思います。その子の肩を抱いて、「大変だったね」「これが終われば、幸せが待っているよ」「本当によく頑張っているね」と過去の自分をねぎらい、愛をかけるのです。

それで、かなり楽になりましたが、もう一つ、私がやったのは、小さいころの自分になって、その時言えなかったことを大声で叫んでいることを想像しました。ここには書けないような罵詈雑言ですが、子供のころ言えなかったことを想像で大声で言うと、なんか、どうでもよくなりました

これは一時的にすっきりしますが、やはり、本質から癒されるのは、過去の自分を労うことです。

寝る前がお勧めですが、布団に入って、泣きたいだけ泣くのも良いと思います。そして、その時の自分に、「頑張っているね」「えらいね」と声を変けることで、過去の自分を癒すことができます。そうすると、過去の自分とお別れができます。過去の自分のお葬式ですね。

過去を光で満たす

次に、「せいで」を「おかげ」に変える作業をしましょう。

ほとんどの人は、過去のインナーチャイルドを癒すことで終わってしまいますが、大事なのはこれからです。

過去のツライ経験を洗い出し、出し切った。感情もじっくり味わって、過去の自分を癒した。そのあと、それを未来につなげる必要です。

過去のツライ経験、トラウマ・・・それらを普通は見ないようにフタをしてしまいます。けれど、あなたはインナーチャイルドとであい、それを癒しました。けれど、心のどこかで、「あの経験のせいで・・」という思いは拭い去れてないかもしれません。

あの経験がなければ、今頃○○だったのに、というように考えてしまいがちです。

過去が暗いままで未来を明るくはできません。そこで重要になるのが、「○○のせいで・・」というのを、「○○のおかげで」に変えてみましょう。

小学生の時に、部活でガミガミ怒られたのが嫌だった・・・とすると、怒られてばかりの「せいで」、自分に自信をなくしてしまった・・と考えると、これからの生活も「自信が無い」という世界を生きることになります。

しかし、「ガミガミ怒られるのが嫌だった」その「おかげ」で、今、子供や周りの人に対してガミガミ怒ったりせず、優しくできる自分になれた。ありがたい。と考えればどうでしょう。できれば紙に書きましょう。

人に裏切られた・・・人に傷つけられる痛みを知ることができた。その結果、人に優しくできる。失敗したおかげで打たれ強くなった・・・どんな過去でも、感謝に書き換えることができます。あれがあったから、今がある。と思えます。

未来は過去の延長ではない

過去を書き換えたら、もう一度「今」に目を置きましょう。

「今」が変われば、過去も、未来も変わってきます。

「今を生きる」とは、どういう生き方か。ウイルス、暴動などの危機に備えるために

「今を生きる」とよく言われます。 私は映画の「今を生きる」を思い出します。いつ見ても泣ける、いい映画ですよね。規則や伝統ばかりに縛られず、今を自由に生きなさい!というメッセージが心をうちますね。 何と ...

続きを見る

今、「おかげで」という気持ちで過去を見ると、過去は「おかげで」の世界に変わります。結局、大切なのは「今」なのです。今が変われば、すべてが変わっていきます。

過去に失敗した→だから、今もできない→この先も無理・・・という考え方は、古典的な考えです。過去に引きずられて、未来を不安や恐れで染めてしまうと、成功はありません。

すべては「今」にたたみこまれている、というのが、最先端の科学でも証明されています。

今が「おかげ」「有り難い」という波動で生きていれば、未来もその世界で進んでいきます。

今生きていることに感謝

「今」この時を感謝をして生きて行きましょう。あなたが、今ここにいることが、花丸です。

過去を「おかげ」にかえ、明石家さんまさん風にいうと、「今、生きていることで丸儲け」今生きているあなたが100点満点です。

今、感謝波動で生活しましょう。そうすれば、神様はあなたの未来に光を与えてくださります。

© 2024 昨日の自分より素敵な自分に Powered by AFFINGER5