子どもにゲームを止めさせる具体的な方法

自己啓発・人間関係・心理学

学校が一斉休校という前代未聞の事態が起きたのが、2020年です。

その時、「子供が家でYouTubeとかゲームばかりやって困ります」という声ばかり聞こえました。

私個人的には、子供にばかり「がんばれ、がんばれ、休むな」という事には違和感を感じています。とはいえ・・・親御様からすると、子供がゲームばかり…しているのは不安ですよね。

子供からゲームを取り上げるのは私は反対ですが、ゲームをさせたくない、という親がいるのも確かです。そのような親御様の考えも、間違っているとは言い切れないですよね。結局、答えはないんです。

不思議なもので、「ゲームをさせたくない」と親が思うほど、子供はゲームをしたくなる・・うちのように、ゲームし放題だと、むしろゲームから離れる??という事もあるような気がするのですが、あなたの周りの家庭はいかがですか??

前置きが長くなりましたが、うちの子は意外な方法でゲームをやらなくなりました。何をしたか。。。その秘密をシェアします。

私の子供が急にゲームをしなくなった理由

新しいゲームをゲットした息子(10歳)

息子「やっと欲しかったゲームをゲットした!やったー!」

息子「何これ、マジ面白い!ヒャッハー!」

妻と私「・・・」

案の定、新しいゲームにハマりだす息子。親も好きなことやっているから、子供も好きなことをやればいい、というスタンスの私たち。どんなゲームをやっているんだろう‥と思ってテレビ画面を見ていると・・・私が幼少の時に大流行していた某アニメのゲームであった・・

私「なんで、数十年前のアニメがいまだにゲーム化してるんだ・・」

息子「このアニメはゲームになった数が世界で一番多いんだよ!今も流行っているんだ!」

幼少のころの気持ちが走馬灯のように脳内を駆け巡る私。見てたなぁ・・当時はテレビで毎週夜の7時くらいにやっていたっけ。じーちゃん、ばーちゃんも、両親も、よく一緒に見てたものだ・・懐かしい気持ちになりました。

私「ちょっと、パパにも貸してみてよ」

かなり久しぶりにゲームコントローラーを握る私。ゲームを進めていくと、修行してレベルがあがり、いろいろな技を覚えていくシステムらしい。コツコツレベルを上げていくのが好きな私は、数年ぶりにゲームにはまってしまう始末!!息子と一緒に1人のキャラを育てていきました。

熱くなった私「ねぇ、○○(息子の名前)、今日、どうしてもこの技を覚えたいよね。頼むから頑張ってこの技を覚えてよ。覚えたらオヤツにいしょう

息子「わかった、頑張るわ」

こんな感じで、やっているうちに・・・

息子「なんか、このゲーム、もういいわ~

私「え、なんでよ!もうちょっと頑張ろうよ!!」

アンダーマイニング効果

このようなカタチで、息子はいつの間にか、あんなにハマっていたゲームを止めてしまいました。

ただ飽きただけ・・の可能性もあります。しかし、以前、何かで読んだ「アンダーマイニング効果」というものを思い出しました。

アンダーマイニング効果とは、1971年に心理学者デシ,E.L.とレッパー,M.R.が行ったソマパズル(立体パズル)実験で明らかになりました。

AとBグループにわけパズルを解く。Aグループには、解けたら1ドルの報酬を与えると告げ、実際に与えます。Bグループには何もしませんでした。その結果・・・Aグループはパズルのモチベーションが下がり、Bグループは変わらなかった。

AグループとBグループの違いは、Aグループは、報酬目的で行動し、Bグループは好奇心、興味、好きで始めた。という点です。

Aグループのような状態を「外的動機付け」Bのような状態を「内的動機付け」というそうです。

Aグループのように、報酬などの外的動機付けで行動すると、モチベーションが下がるそうです。

これを知って、「息子のゲーム離れも、アンダーマイニング効果だったんだ!!」と思いました。

最初は「内的動機付け」で、ゲームを始めたのだと思います。

しかし・・・私の、「ここまでやったら、オヤツあげるから、がんばって!」「ここまでやったら休んでいいから、がんばって技を覚えて!」という言葉が、息子のゲームに対する動機が「外的」になってしまったのだと思います・・

ゲームも才能かもしれない

意図せず?ゲームを放棄した息子でした。もちろん、「飽きた」可能性は否定できませんが、アンダーマイニング効果という心理実験が存在するのも事実です。

もし、「もうゲームやめなさい!」と怒鳴るのが止められない、と悩んでいる方は、少し参考になさってください。

一方で、ゲームも1つの興味だし、奪うのもなんか違う気がする、、と思ったりもします。もしかしたら、ゲームから学ぶものもあるのかもしれない。ゲームで何時間も画面を見ていられるのも、ある意味で才能かもしれない・・どんな好きなことであっても、私は同じ画面を数時間見続けるのはムリです。

なので、安易に「ダメ」と決めつけるのはいかがなものか・・と思う事もあります。

ゲームでオリンピックのようなものもありますよね。スポーツは良くて、ゲームは何故ダメなのでしょう・・確かに、スポーツで体を動かすのは良いことだとは思いますが、一人でマラソンしてもいいハズです。不要な競争意識を育てるのも、良いことと言い切れませんね。ゲームは目が悪くなる、という意見もありますが、スポーツのやりすぎで肩を壊したり、とんでもないケガをすることもあります。

人の才能はどこに隠れているかわかりません。これからの時代、「学校の勉強だけできる」タイプは生きにくくなると思います。学校の5科目だけでは埋没する可能性があります。

好きなことを好きなだけ伸ばした人が、成功しやすい時代が来ていますね。

学びを「外的動機付け」にならないように注意

さて、今回ご消化した「アンダーマイニング効果」ですが、多くの親が勉強のモチベーションを下げています。

よく聞きませんか??「定期テストで〇番以内だったらケータイ買ってあげる」とか、「お小遣い増やしてあげる」的な言葉。

学びは人にやらされるものではないハズです。だから、外的なモチベーションになりそうな発言は避けたほうがいいと思います。

いかがでしょうか。もしゲームのやりすぎで悩んでいる方がいたら、ちょっと声のかけ方を変えてみるのもいいかもしれません。「あんた、ゲームで食べていけるようになるために、もうちょっとゲームがんばりなさい」「昨日より良いスコアだったら100円あげるから、がんばりなさい」「きのうより多く敵を倒したら、今日はステーキよ!」なんて言われたら、一発でやる気を失う可能性もあります(笑)

自己責任で、この方法は活用くださいませ。