「剣道」のススメ~子供の精神を磨く

自己啓発・人間関係・心理学

小学生、中学生のお子様を持つ親御様たちは、息子や娘の習い事をどうしようか・・と悩む方も多いかと思います。

バスケ、サッカー、野球・・・アメリカやヨーロッパのスポーツが人気の日本です。バスケットでもNBAで活躍する日本人も出てきましたし、サッカーでも海外のリーグでプレーするのが普通になりました。野球はイチロー選手や大谷選手など、言うまでもありませんよね。

それらのスポーツももちろんいいのですが、、、私が今気になっているのは「剣道」「柔道」などの日本のスポーツです。(「スポーツ」と言っていいかはわかりませんが、、、)

今回は「剣道」を例に、なぜ今「剣道」に注目すべきなのか??について書いていきます。

日本が危ない

私は普段、塾講師もしていることもあって、子供と接することが多いです。たまに思うのは、「最近の子供は少しおかしい」・・・ということ。

こちらの記事でも書いています。

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偏ったエリート意識、他人の事を考えられない、自己中心的、上下関係がわからない、自分が王様のような振る舞い、金を出せば何をしても良いと思っている、親の顔色ばかりをうかがう・・・

昔も悪ガキというのはいましたが、最近は↑のような感じで、悪ガキの質が変わってきたと感じています。これを読んでいる保護者の方の中にも、「近くにいる~」と共感できる人もいるかと思います。

確かにお勉強はできるかもしれない、スポーツも得意な子供は増えているかもしれません。

けど、精神的な成長は???と言われると、疑問符が残ります。

もし、あなたが親なら、とにかく勉強もスポーツもできるようになってほしい、と思う一方で、人間的にも深みのある優しい大人になってほしい。という思いもあると思います。

GHQが恐れた日本人の精神

日本が戦争で敗れ、GHQが入ってきたのは学校で習ったと思います。

GHQがまず何を考えたかというと、「日本が二度とアメリカに歯向かわないようにする」ということでした。そのために、民主化、財閥の解体、婦人参政権の承認、農地改革、教育制度改革・・様々な改革とともに、日本が戦争をしない国にしようとしました。

その中で、あまり知られていないのが、「日本人の精神性を変えようとした」という点です。GHQは、日本の国力の源が、その精神性であると見抜いていたのです。武士道精神のようなものです。ちょっと過激な表現をすると、日本人の大和魂のようなものを、骨抜きにしようとしたわけです。

5D政策、3S政策などと言われますね。

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5D政策とは Disarmament(武装解除)、Demilitarization(軍国主義排除)、Dis-industrialization(工業生産力破壊)、Decentralization(中心勢力解体)Democratization(民主)

3S政策とは Screen(映画やテレビ) Sport (スポーツ) SEX (性産業)によって、国民の関心を政治から離させる。

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このように、日本人の精神性を失わせる政策も密かに行ったと言われています。神道指令というのはその一つです。この指令によって、国と神道は分離され、学校では神道的なことは教えることができなくなりました。例えば、普通の国であれば自国の「神話」は普通に教わる話なのに、日本の学校では「古事記」などを教えると「問題視」されてしまいます。

実は、「漢字」も変えられました。例えば「気」という字は、もともとは「」と書きました。違いを見ると「米」が「メ」になってますね。

「き」というのは、「込めるもの」だから、「米(こめ)」という文字が入っているのです。「メ」は「〆る(しめる)」とも読めますね。GHQは、込めるはずの「氣」を、〆(しめ)てしまったのです。

このような例はたくさんあります。日本人は知らず知らずのうちに骨抜きにされ、ゆでガエル状態にさせられたのです。それは、今この瞬間も行われています。

GHQが最後まで反対してたもの

そんなGHQが猛反対したもの。それが「剣道」でした。それと「和歌」です。言い換えると、武士道と言霊です。言霊については別の機会に書きます。

この2つだけは敵性文化として、最後まで許さなかったそうです。

なぜなら、「剣道」にこそ、日本人の精神性が凝縮されているとGHQは知っていたからだと言われています。

だからこそ、最後まで許さなかった。逆に考えると、日本復活のカギに、「剣道」があると考えてもいいと思います。

剣道

もともとの剣道は人を殺す武術でした。それは日本の歴史を見ても、争いが絶えない時代が続きましたので、自分を守る剣術というのは必要だったわけです。

しかし、江戸時代になり、文武両道の考えが取り入れ始めました。「剣の技術だけあってもダメですよ」という考えが生まれたわけです。つまり、技術を習得する過程で精神を鍛えることが武士道とし重要視されるようになったのです。そのため、この頃になって竹刀が作られ、今のような防具もできたそうです。その結果、剣道は一気に広がったとされています。

ちなみに、日本剣道連盟によると、剣道の理念と心構えを下のように定めています。

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剣道の理念

剣道は剣の理法の修錬による人間形成の道である

剣道修錬の心構え

剣道を正しく真剣に学び
心身を錬磨して旺盛なる気力を養い
剣道の特性を通じて礼節をとうとび
信義を重んじ誠を尽して
常に自己の修養に努め
以って国家社会を愛して
広く人類の平和繁栄に
寄与せんとするものである

昭和50年3月20日制定 財団法人全日本剣道連盟

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人を殺傷するための武術だった剣道ですが、人格や心の鍛錬としての武道に変わったのがわかりますね。

 

剣道の「武」とは

そのそも、「武」という意味は何でしょうか。武という字を分解すると「戈」「止」に分かれます。「戈」という文字は「ほこ」と読みます。「矛(ほこ)」つまり「武器です」それを、「止める」つまり、戦わず、矛を止めるのが「武」という意味だと言われています。

武は人を殺したり、破壊することもあります。だからこそ、自分の強さを使ってはいけない。空手や柔道も、ケンカなどで空手を使うのはご法度ですよね。

強さを相手を倒すために使わない、だからこそ、他人に優しくなれる、強さとは、優しさである、という考えが、日本の「武」なのですね。

、強さが確実に人を破壊してしまうことの恐ろしさを自覚する、だから己の強さを使わない、強いからこそむしろ他者に優しくなれる、と考えるのです。したがって本当に強い人は、優しい人であるはずです。

今の世の中、勝ち負けばかりですよね。相手を負かす、相手よりも多く点を取る。

しかし、その次元とは違う世界が日本の武道にはあるようです。武器は使わず、他者に優しく・・・この精神が世界にも広がれば、戦争や争いはなくなり、平和になりますよね。

だからこそ、今、日本の剣道が注目されるべきなのです。

剣道の「道」とは

では、「道」とはなんでしょうか。

神道、柔道、華道、茶道、書道・・・あらゆるものに「道」という言葉が付きます。

この「道」というのは、その分野を極めるまでの「道」という意味もありますが、その習い事を通じて人格の陶冶、向上を目指す「道」とも言えます。

「武」にもあるように、日本の武道は争うものではありません。勝ち負けよりも、自分を鍛えること、勝ち負けによる経験によって自分を形成する、という意味合いが強いのです。

よって、剣道では、相手は敵ではなく、「自分を成長させてくれるパートナー」となります。

稽古でも、相手を尊重し合い、協力しようという関係が生まれます。相手を倒すよりも、自分の心身を鍛える。それこそが本当の強さであり、優しさでもあるのです。それが武道の目的です。

「礼で始まり、礼で終わる」という言葉にもそのことが示されています。「礼」とは、相手の人格を尊重する所作です。

勝ったものも、負けた者も、お互い尊重し、感謝するのが「礼」です。

ですので、勝ってガッツポーズをするのは相手に対する「非礼」です。剣道ではガッツポーズをしてしまうと、一本は取り消しされます。一本を取った後も、動かずに止まりますよね。これは「残心」と言って、相手への思いをとどめている行為なのです。

このように、相手を敬い、自分自身の精神の向上と向き合う稽古を積み重ねれば、人間的な成長も見られると思いますよね。体格による優劣も少ないので、身体の小さいお子様でも始められると思います。

相手を敬う「和」の心、自分の精神を高める稽古、これこそ、これからの日本に必要な学びであり、そのような日本人が増えることで、世の中が平和になっていくのだと思います。

剣道女子

最近は「剣道女子」という言葉もあると聞きます。

袴姿で凛とした女性もカッコいいですよね。男の子だけのスポーツではないので、女性にも参加できます。

特に、これからは女性の活躍が大きくなる時代です。今も女性の意識はどんどん進化しています。「和」の心、日本の武士道の精神を身に着けた女性が増えて、世界に出て行ってほしいと思います。

海外のスポーツが悪いわけではない

さて、ここまで、日本の武道、「剣道」にスポットをあて、子供の習い事としてお勧めである理由を書いてきました。

最後になりますが、バスケやサッカーが悪いとは思いません。もしお子様がどうしてもバスケットだったら、バスケットでも良いと思います。

なぜなら、どんなスポーツをしようとも、日本の武道の精神は応用できると思うからです。バスケットでも、コートに入るときに一礼をするように指導する先生はいらっしゃいます。試合の前後には「礼」をして試合が始まります。

相手や、少し下手な仲間をバカにするなんて、もってのほか。バスケットでも相手に勝つことだけを教えるのではなく、相手は自分を高めてくれるパートナーである、スポーツを通して人格を高めることができる、という一面なども理解できれば、バスケットもサッカーも「武道」になりえる思うのです。

お子様の習い事を選ぶとき、参考になれば幸いです。