滅私はダメか、自分を殺して生きて行かなければならないのか

先日、子供教育と我について書きました。

最近の子供は、何がオカシイのか。マトモにしたければ、○○をさせよ

以前、最近の子供はおかしい。という記事を書きました。 実際、なんでだろう・・と考えていたのですが、1つ、思ったことがあります。もしかしたら、子育て世代のヒントになればと思い、シェアさせて頂きます。 私 ...

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かいつまんで言うと、今の子供は、「我」が肥大しているのではないか?と考えたという内容です。そのためには、トイレ掃除をお勧めするお話でした。

我を消すとは

「笑い飯」というお笑いコンビの哲夫さんが、「ブッダも笑う仏教のはなし」という本で、わかりやすく「我」について書いています。カレー理論(笑)とか言うらしいですが・・

世の中は、鍋の中のカレーである。お玉ですくったカタマリが、例えばコオロギ。別のお玉ですくったカタマリが、となりのあの人、というように、お玉ですくったものが、私たちが目に見える物質や人という話です。そして、そのお玉を戻すと、1つのカレーに戻る。

これは、まさにワンネスの思想ですよね。

私たちは、他人も自分もなく、1つなのだ、という考え方が広まっています。ワンネスの意識です。そのため、他人も自分のように大切にしよう、という慈悲の心が生まれますね。

逆に、自分がよければいい、他人を押しのけて成功したい、といような状況が「我」が強いという状態。分離ですね。今はワンネスが進んでいる一方で、暴動や差別などの分離も進んでいるとも言えます。人類はどちらの道に進んでいるのか・・・

神社のご神体の「鏡」。これも、「か・が・み」真ん中の「が」が、「我」。その「が (我)」を取り除くと、「かみ (神)」になる、と言われています。

それでは、自分を消せばいいのか

こういう話をすると、じゃあ、自分を殺して、他人のために尽くせばいいんですね!という人がいます。

他人を大切にする、というのは、自分を大切にするのと同じです。

滅私、というように、自分をネガティブに消す、という意味ではありません。

他人を大切に、自分をもっと大切に、というのが基本です。

では、自分を無くすというのは、どういうことか・・もう少し具体的に言うと、、

自分を活かす

という事かと思います。

自分の才能、命、世の中のためにどう生かして、どう使っていこうか・・

そんなことを考えるのがいいのかな、なんて思ったりします。

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