死と何でしょう。
何か遠くにあるように思えて、実は、すごく身近にあるような気もします。
今の私たちにとっては、遠くにあるもののように思えます。けど、戦地の兵隊からすれば、隣り合わせのものでしょう。
そもそも、私たちの「本当の存在」とは、何でしょうか。
この「身体」でしょうか。身体が自分だと思ったら、肉体が動かなくなったら終わりですね。
けど、「車」に例えたらどうでしょう。車は走らなくなったら廃車です。「死」も、そういう事なのでしょうか。
もし、私たちの身体を車に例えると、車は壊れたら終わりです。
けど、車には、「運転手」がいますよね。
運転手からすれば、車が壊れたら、また新しい車に乗り換えます。
人間を車に例えると、面白いことが見えてくる
「車」=「わたしたちの身体」
とすると、
「運転手」= ??
ということになります。私たちの身体を操作する「運転手」のようなもの。それは、なんでしょう。
多くの人は、「脳」または、「心」だと思うと思います。確かに、そうかもしれません。ここではわかりやすく、脳=心 とします。
けど、運転手が「脳」だとしたら、脳は次の車に乗り換えができませんよね。
もっとわかりやすくするために、自動運転の車にしましょう。
自動運転の車だったら、運転手は、運転の必要はなく、座っているだけです。
そう、座っているだけなんです。
やることは、「目的地」を決めたり、それか、外の景色を眺めて、楽しんだり・・・
自動運転の車だったら
「運転手」=???
そうなると、脳と考える人は少ないと思います。自動運転の車だったら、脳(心)は、車の中に入っている電気系統を制御するAIのようなものだと思うと思います。
本当の自分とは何か
それでは、自動運転の車だったら、
「車」=身体+脳(心)
「運転手」=??
私は、
運転手=霊魂
だと思います。「気」といってもいいかもしれません。それが、私たちの正体です。
霊魂、気とはなんだろう
霊魂や気がどんな形をしているか。それは私にはわかりませんが、この辺りの話は科学でも研究が進んでいると聞いたことがあります。
では、「霊魂」とはどんなものか・・・どんな性質か・・・私たちの正体は何か・・・
それは、喜び、光、愛 です。
それが、私たちの正体だったのです。
怒り、妬み、嫉み、心配、恐怖、嫉妬、、そういう感情も、人間だったらありますよね。けど、それは、「霊魂」から発せられたものではなく、脳(心)にインプットされた動物的な反応です。
先ほどの車でいうと、車の電気系統がおかしくなっている状態です。
例えば、エンジンに熱がでて、オーバーヒートする状態は、怒りで熱くなりすぎて、心臓(エンジン)に支障が出ているようなものです。すべて、脳(心)の部分が原因です。
まとめると、
私たちの元になる部分。運転手が「霊魂(気)」であり、それの入れ物になっている「車」が「私たちの身体、脳(心)」だということです。
本当の自分に気づいて生きて行こう
本当の私たちは、「喜び、光、愛」という存在です。
だから、人のために何かしよう、と思うと、ワクワクして、魂が震えるのです。
車の中にある「脳(心)」は、本当の心ではありません。動物的な心です。
本当の心は、「喜び、光、愛」の存在です。それが真の心。だから、「真心(まごころ)」という言葉があるのだと思います。
偽の心ではなく、「真心」で生きるのが、本来の私たちの霊魂に沿った生き方だと思います。
だから、今日という日を怒りや心配で埋め尽くすのではなく、喜び、愛、感謝で生きてみましょう。
怒りや心配、焦り・・それは、自分が「車」になっているような生き方です。
あなたは、運転手です。好きなところに行けるし、好きな景色を見て、楽しむために生まれてきました。
それが、本当のあなたです。
死とは
話を冒頭に戻します。
では、「死」とは何か。
あなたが乗っていた「車」が壊れて動かなくなることです。電気系統も壊れて、動かなくなる。それが、「死」なのだと思います。
けど、運転手は生きています。
運転手である、霊魂(本当のあなた)は、生きています。
運転手であるあなたは、また、別の車に乗り換えます。ただ、走り始める場所は、まったく別のところのワープしているかもしれません。
けど、前の車で走っていた場所に、またいけるかもしれません。前の車の記憶は残っていませんが・・・
あなたは前の車では走れなかったところを、新車で走ろうとするかもしれません。険しい道になるかもしれませんが、運転手としてのあなたはますます磨かれていきます。
こう考えると、「死」は終わりではありません。
メンテナンスはしっかりしよう
だからといって、今の車(自分の身体)を適当に扱ってはいけません。
事故が無いように、運転手(霊魂)はゆっくり焦らず走らなければなりません。無理して走り過ぎれば、ガス欠です。ガソリンに灯油を入れるようなことをしてはいけません(身体に悪いものを食べるようなもの)
スピードを出し過ぎてもいけませんし、ゆっくり過ぎれば周りに迷惑をかけます。
大事に大事に、身体という「車」を乗りこなしましょう。
なにより、あなたはドライブを楽しむために生まれてきたことを忘れずに、生きて行きましょう。